2024年7月、元鹿島アントラーズ指揮官であるカルロス・ザーゴを解任したボリビア代表。監督交代後の初戦であるFIFAワールドカップ北中米大会の南米予選でベネズエラ代表を4-0で下したが、キックオフ数日前の開催地変更が現地で話題になっている。
同国代表は2023年10月のザーゴ監督就任以降、南米予選で1勝5敗と不振に。2024年6,7月開催のコパ・アメリカでも3戦全敗でグループステージ敗退という結果に終わると、同大会敗退後の7月18日にザーゴ監督を解任していた。
オスカル・ビジェガス監督を招へいして迎えたベネズエラ戦では、MFラミロ・ヴァカの先制弾を皮切りにゴールを量産。前半終了間際にPKから追加点を奪うと、後半にも2ゴールを挙げ、勝ち点3を獲得。2勝5敗とし、順位を10か国中7位まで上げている。
アルゼンチン紙『TyCスポーツ』が4日に伝えたところによると、ベネズエラ戦は当初、海抜3637メートルとこれまで「世界一高い場所にあるスタジアム」として知られていたエスタディオ・エルナンド・シレスで開催予定だったという。
しかし、ボリビアサッカー連盟(FBF)は急遽、海抜4150メートルに位置するエル・アルトへ開催地を変更。富士山よりも高い位置にあるエル・アルトは、およそ7年前に完成した市営のスタジアムであり、最大収容人数は22000人。国際Aマッチ開催は、このベネズエラ戦が初めてだったという。
首都ラパスに位置するエスタディオ・エルナンド・シレスも、酸素が薄いという点で対戦相手にとって鬼門だった。それだけにボリビア代表はさらに海抜の高いエル・アルトでの試合開催により、さらにアドバンテージを得た格好だ。
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