ベルギー1部ユニオンSG所属の日本代表DF町田浩樹には、以前から今夏ステップアップ移籍報道が飛び交っている。MF鎌田大地所属のクリスタル・パレスやボローニャ、アイントラハト・フランクフルトなど複数クラブからの関心が報じられる中、ベルギー国内メディアが同選手の現状を伝えた。
町田の去就を巡っては、イタリアメディア『Quotidiano Sportivo』が今月15日にボローニャからの関心を報じた上で、「ユニオンSGのUEFAチャンピオンズリーグ予選敗退を受けて、町田は移籍を志願した」とリポート。ドイツメディア『フースバル』は、フランクフルトがセンターバックの獲得を急いでいることを伝えた上で、ギリシャ1部PAOK所属DFコンスタンティノス・コウリエラキスから町田へターゲットを切り替えた可能性を報じていた。
そのフランクフルトは18日、スタッド・レンヌからDFアルトゥール・テアトルを獲得したと公式発表。ベルギーメディア『Voetbal』は、フランクフルトがテアトルを迎え入れたことにより、町田の獲得を見送る可能性があると主張していた。
しかし、同メディアは19日にユニオンSG所属選手の去就を特集した際、日本代表センターバックについて「まだブンデスリーガ移籍に近い可能性がある。彼にとってフランクフルトは依然として具体的な移籍先だ」とリポート。ドイツ国内の報道をもとに、「フランクフルトはテアトルを獲得したが、引き続き町田を狙っている」と綴ったほか、クラブ間交渉が進んでいる可能性も伝えている。
一方、ユニオンSGは町田の退団を容認しているが、移籍金として800万ユーロ(約13億1000万円)を求めている模様。『Voetbal』は、フランクフルトがDFウィリアム・パチョをパリ・サンジェルマンへ放出したことにより、4500万ユーロ(約72億円)の移籍金収入を得たことを理由に、町田の獲得交渉で移籍金が障害になることはないとの見方を示したが、「町田に正式オファーは届いていない」としている。
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