かつてジュビロ磐田でプレーしていたFW小川航基は、横浜FCからオランダ1部NECナイメヘンへ期限付き移籍中。ライバルであるFWバス・ドストの戦線離脱により再び存在感を発揮する中、オランダ代表OBや元チェルシー監督が同選手のプレーに着目している。
小川は横浜FCの絶対的ストライカーとして活躍すると、今年7月にナイメヘンへ移籍。オランダ1部リーグ開幕から5試合連続スタメン出場で2ゴールも、9月下旬以降はドストの台頭もありベンチスタートが続いていた。
しかしドストは先月29日のAZ戦で突如意識を失ってピッチに倒れると、不整脈により今月上旬まで入院。ライバルFWの離脱により、再び出場機会を取り戻した小川は、今月5日のFCフォレンダム戦で前半6分に先制ゴールを奪ったほか、後半アディショナルタイムでの劇的ゴールにより、勝ち点1の獲得に貢献している。
小川が再び結果を残している中、現地では同選手が両足を器用に操るプレーに注目が集まっている模様。オランダのポッドキャスト『NOS Studio Voetbal』に出演したオランダ代表OBのピエール・ファン・ホーイドンク氏は、「日本人選手は両足の感覚がとても優れている。我々の場合は両利きであることは本当に例外だけど、彼らにとっては至って普通のことであるように感じる」と分析。
フース・ヒディンク氏は「利き足を見極めるのに時間がかかったよ。彼らのトレーニング方法が我々と大きく異なるわけでもない。自然とそうなったと思う」と語るなど、小川のプレーに驚きを隠せなかったという。
以前から日本代表復帰待望論が叫ばれている小川。前線でFW前田大然、FW古橋亨梧(いずれもセルティック)と離脱者が相次いでいるだけに、森保ジャパンへ追加招集される可能性も考えられる。
コメントランキング