かつてモンテディオ山形やセレッソ大阪でプレーしていたMF坂元達裕は、ベルギー2部KVオーステンデからのステップアップ移籍が噂されている。以前から日本代表FW伊東純也の古巣KRCヘンク、DF渡辺剛擁するKAAヘントからの関心が報じられる中、ここにきてイングランド2部所属クラブ移籍の可能性が浮上している。
オーステンデが2部降格となっただけに、同クラブで主力選手して活躍していた坂元への関心は絶えない。今年5月下旬にヘンクとヘントからの関心が報じられると、ベルギーメディア『Voetbal』は先月11日に争奪戦の現状をリポート。ヘントは移籍金200万ユーロ(約3億1000万円)での獲得を狙っており、ヘンクとの獲得レースで優位に立っているとみられていた。
しかしベルギー紙『Het Nieuwsblad』は今月8日に「坂元はイングランド2部コヴェントリー・シティFC移籍に迫っている」と報道。コヴェントリーがオーステンデに対して提示したオファーの内容について「移籍金はおよそ200万ユーロであり、ボーナスによって300万ユーロ(約4億7000万円)まで上がる可能性がある」としている。
また同紙の報道によると、ヘントやヘンクも坂元の獲得を狙っていたとのこと。しかし移籍金として200万ユーロ以上の支払いは望んでいなかったとみられ、条件面でコヴェントリーを下回っているという。
コヴェントリーは1986/87シーズンにFAカップを制覇。2000/01シーズンを最後にプレミアリーグの舞台から遠ざかっている。それでも2019/20シーズンに英3部リーグで優勝し、2部へ復帰。2022/23シーズンは首位バーンリーから勝ち点31差の5位だった。
なお坂元は昨年1月にC大阪からオーステンデへレンタル移籍すると、早速レギュラーに定着。2021/22シーズン終了後に完全移籍へ移行するとともに、オーステンデと新たに3年契約を結んでいた。そして2022/23シーズンもリーグ戦34試合中29試合の先発出場で6アシストをマーク。攻撃陣の主力選手として活躍していた。
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