日本代表MF鎌田大地は、ブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトを今季限りで退団。15日のキリンチャレンジカップ2023エルサルバドル戦で出番がない中、MF本田圭佑の古巣であるセリエA(イタリア1部)ミラン移籍の可能性について現地記者がリポートしている。
鎌田の去就については、ドイツメディア『シュポルト1』が先月末に「ミランが来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得したため、鎌田のミラン加入が決まった。両者は5年契約を結ぶ」と報道。
同選手を高く評価していたパオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)とフレデリック・マッサーラSD(スポーツディレクター)の解任が確実と伝えられているが、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は「マルディーニTD解任により、いくつかの案件は白紙になった。ただ唯一続いているのは、鎌田との交渉だ」とリポート。
両者が年俸300万ユーロ(約4億5000万円)による4年契約で基本合意に達しているほか、選手本人は20日のキリンチャレンジカップ2023ペルー戦後にメディカルチェックを受けるとみられる。
そんな中、欧州の移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は16日に「ミランは依然として鎌田大地の獲得に取り組んでいる。まだ何も決まっていないが、日本人選手は現在、ミランが契約の詳細でゴーサインを出すのを待っている状況だ」とツイート。
「鎌田はフリーエージェントとして(他クラブも)獲得できるため、ミランは契約締結まで慎重な姿勢を崩さない」と、他クラブが同選手の獲得に動く可能性が残っていることを強調している。
鎌田はフランクフルトの主力選手として、昨季のUEFAヨーロッパリーグ優勝に貢献。今季もリーグ戦32試合の出場で9ゴール6アシストをマークしたほか、UEFAチャンピオンズリーグの舞台でも結果を残していた。
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