FC東京下部組織出身でデポルティーボ・アラベス所属のFW原大智(23)には、今冬移籍の可能性が浮上。清水エスパルス所属MF乾貴士(34)の古巣であるレアル・ベティスからの関心が伝えられたが、元日本代表MF香川真司(33)擁するベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)へ再び移籍するようだ。
スペインのラジオ局『カデナ・セル』は今月4日、アラベスが即戦力ストライカーを獲得するためにベンチ要員の原大智を放出する可能性があると報道。するとスペインメディア『エスタディオ・デポルティーボ』は15日に「レアル・ベティスが原大智の動向を注視している」と伝えていた。
しかしベルギー紙『Het Belang van Limburg』は「原大智がSTVV再加入に迫っている。彼はすでにアラベスからSTVV移籍の許可を得ている」とリポート。アラベスと同選手の契約期間が2023年6月までであるものの、レンタル移籍での獲得見込みだという。
原大智は2021年8月にアラベスからSTVVへレンタル移籍すると、2021/22シーズンはベルギー1部リーグ全34試合中20試合の先発出場で8ゴール3アシストをマーク。2022年1月にFW鈴木優磨(26)が鹿島アントラーズへ復帰した後は絶対的ストライカーとして活躍していたが、シーズン終了後にアラベスへ復帰していた。
なおVVは今季ここまでベルギー1部で8勝6分6敗と、20試合消化時点で8位。チーム全体の失点数がリーグ2位の「20」と堅守を誇る一方、得点数がリーグで3番目に少ない「22」であり、攻撃陣の強化が急務となっている。
また前線ではFW林大地(25)が今季ここまでリーグ戦で6ゴールをマーク。絶対的ストライカーとして活躍する一方、昨年8月に加入した元日本代表FW岡崎慎司(36)は1ゴールにとどまっている。
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