明治安田生命J1リーグ・鹿島アントラーズは今月7日、漢陽工業高校(韓国)に在学するU18韓国代表GKパク・ウィジョン(18)の来季加入内定を公式発表。韓国紙『中央日報』が同選手の鹿島アントラーズ行きに至った背景を伝えている。
パク・ウィジョンはU15韓国代表に選ばれると、その後もコンスタントに年代別代表に選出。韓国国内で結果を残していた。また今月2日には韓国メディア『スポーツ朝鮮』が「パク・ウィジョンと鹿島アントラーズが4年契約を交わすことで合意した」と報じると、7日になって鹿島アントラーズ加入が正式決定している。
『中央日報』はパク・ウィジョンについて「身長192cmと優れた体格を持ち、敏捷性と判断力に優れた有望選手。JリーグのGKに求められる要素として注目されているビルドアップ能力も高い」と紹介。
その上でパク・ウィジョンが鹿島アントラーズ加入を決めた経緯については、同選手に近い関係者の話として「鹿島アントラーズにはGKコーチが2人いる。それに若手GKに対して、継続的に質の高いトレーニング環境を提供できるクラブだ」と紹介。佐藤洋平GKコーチと曽ヶ端準アシスタントコーチの2人体制であることを要因のひとつに挙げている。
一方で『スポーツ朝鮮』の報道によると、鹿島アントラーズは元韓国代表GKクォン・スンテ(38)とコーチ手形付きの契約延長で合意に達しているとのこと。スンテに対して、パク・ウィジョンの育成を期待しているとの見方を示している。
なお鹿島アントラーズのGK陣では、スンテの他にGK沖悠哉(23)が在籍しているほか、今年8月の岩政大樹監督就任以降はGK早川友基(23)が出場機会を確保。GK山田大樹(20)はファジアーノ岡山へ育成型期限付き移籍することが今月7日に正式決定している。
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