アイントラハト・フランクフルト所属の元日本代表MF長谷部誠(38)は今月4日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節のトッテナム・ホットスパー戦でイングランド代表FWハリー・ケイン(29)とのマッチアップを制し、勝ち点1獲得に大きく貢献していた。12日の両クラブによる再戦では両者のマッチアップ再現が予想される中、互いに敬意を表している。
長谷部誠は今季開幕当初から出番が少なかったものの、先月13日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節・オリンピック・マルセイユ戦でフル出場。安定感抜群のパフォーマンスを披露すると、その後も公式戦3試合つづけて先発出場。トッテナム戦では欧州屈指のストライカーであるケインに仕事をさせず、無失点で凌いでいた。
フランクフルトとトッテナムは、12日のCLグループステージ第4節で再び相対する。その一戦を前にケインは記者会見に出席すると「長谷部誠をとても尊敬している。彼は信じられないほどのプロ意識を持った素晴らしい選手だよ」
「先週は素晴らしいデュエルだった。UEFAチャンピオンズリーグでプレーするときは、いつも一流のディフェンダーに出会うことができるね」と長谷部誠を絶賛する。
すると長谷部誠も「先週の対戦で、ケインはトッププレーヤーだと気づきましたね」とケインに言及。ただ一方で「トッテナム(で警戒すべき選手)はケインだけではありません。彼のまわりにもクオリティの高い選手が何人もいます」とコメント。ブラジル代表FWリシャルリソン(25)や韓国代表FWソン・フンミン(30)らへの警戒感も強めている。
またケインは「重要な一戦になる。ゴールを決めたいんだ」とフランクフルト戦への意気込みも語っている。これに対してドイツメディア『フースバル』は「長谷部誠が全力でゴールを阻止してくるだろう」と綴っている。
なおフランクフルトはグループステージ第3節終了時点で1勝1分1敗。首位スポルティングCPから2ポイント差の3位となっている。決勝トーナメント進出にむけて、トッテナム戦での勝利が求められている。
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