Jリーグ 横浜F・マリノス

Jリーグクラブが南アフリカ代表FW獲得失敗か…中国で元横浜FMエリキらのライバルに

ディノ・ヌドロブ 写真:Getty Images

 TFF1.リグ(トルコ2部)のコジャエリスポルに所属する南アフリカ代表FWディノ・ヌドロブ(32)はJリーグ移籍が噂されたが、中国クラブへ加入することがほぼ確実になったようだ。10日、トルコメディア『SES KOCAELI』が伝えている。

 同選手は南アフリカやイスラエル、キプロス国内の複数クラブでプレー。アゼルバイジャンの強豪カラバフFK在籍時にはUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージでローマやチェルシーと対戦していた。また、昨年4月に中国2部の浙江緑城足球倶楽部を退団した後は3カ月ほど無所属状態となっていたが、7月にコジャエリスポルへ加入。コジャエリスポルでは今季ここまでリーグ戦28試合中15試合の出場で9ゴール1アシストをマーク。昨年11月末からハムストリングの負傷により長期離脱を余儀なくされていたが、先月末に復帰している。

 そんなヌドロブの去就を巡っては「中国スーパーリーグ(中国1部)の長春亜泰が移籍金30万ユーロ(約3800万円)によるオファーを提示した」と中国メディア『新浪体育』が今月8日に報道。くわえて、日本国内のとあるクラブも獲得を打診していたが、提示額が30万ユーロを下回っていると伝えられていた。

 すると『SES KOCAELI』は「コジャエリスポル幹部がヌドロブの移籍を認めた」と報道。移籍金500リラ(約3800万円)で長春亜泰と合意に達したという。

 なお、長春亜泰にはかつて横浜F・マリノスでプレーしたブラジル人FWエリキ(27)や元鹿島アントラーズのブラジル人FWセルジーニョ(26)が在籍している。欧州でのプレー経験を持つヌドロブが元Jリーガーたちにとって強力なライバルとなることは間違いなさそうだ。