ブンデスで戦う“侍13選手”の独紙評価は？途中出場で好機演出の香川に高評価

ブンデスリーガ、2.ブンデスリーガ（ドイツ2部）で戦う侍11選手の現地評価を紹介する、このコーナー。ドイツ誌『キッカー』オンライン版の編集者であるキム・デンプフリングによる監修のもと、同紙の採点と現地評価を紹介する。『キッカー』採点は最高点が1、最低点が6となる。30分以上プレーした選手のみ採点を受ける。

著者：キム・デンプフリング
ドイツ誌『キッカー』オンライン版の編集者。日本語を勉強していたこともあり、大阪で1年間の留学、徳島で1年間の仕事を経験している。スポーツ報知などの日本メディア向けのブンデスリーガの特派員としての経験を経て、日本代表FW乾貴士（アイントラハト・フランクフルト所属時）や大迫勇也（1860ミュンヘン所属時）といった選手の通訳としても活躍した。

武藤嘉紀（採点なし）

武藤は1-3で敗れたアウクスブルク戦に背中の痛みを訴えベンチ外となった。

香川真司（採点3＝素晴らしい活躍）

香川は44分に足首を負傷したゴンサロ・カストロに代わり投入された。香川は精一杯を見せたが、チームメイトのようにゴールチャンスを生み出すことには苦労した。GKのビュルキ（1.5）の次にチーム内で高い評価を得た。ドルトムントは奮闘を見せたが、リーグ戦で7試合未勝利となっている。

大迫勇也（採点4.5＝まったく活躍出来なかった）

大迫はシャルケに2-2と引き分けた試合で劣ったパフォーマンスを見せた。いくつかの得点チャンスを逃した。また、シャルケに与えられたPKをダイブだと非難し、2枚目のイエローカードを提示され退場している。

長谷部誠（3.5＝標準的なパフォーマンス）

長谷部は2-1と勝利した試合でソリッドなパフォーマンスを見せた。守備的ミッドフィールダーとしてプレーしたが、それほど際立つことはなかった。

鎌田大地（採点なし）

鎌田は前節のレバークーゼン戦でパフォーマンスが良くなかったため、18人の登録選手リストに入ることはなかった。

酒井高徳（採点4＝不満の残る出来）

ハンブルガーのキャプテン酒井はディフェンス時に数回問題ありのプレーを見せたが、全体としては良い選手の1人だった。ハンブルガーは弱々しいパフォーマンスだったが、1-1の引き分けに終わっている。

伊藤達哉（採点なし）

伊藤はベンチから試合を眺めなければならなかった。ハンブルガーはフライブルクに引き分けている。

原口元気（採点なし）

フランクフルトに1-2で敗れたチームに原口は含まれていなかった。

浅野拓磨（採点4＝不満の残る出来）

浅野はベルダー・ブレーメン戦に57分間出場し、ゴールのチャンスを生み出した。残念なことに浅野はそれほど大きなインパクトを与えられず、後半早々に交代した。

宇佐美貴史（採点なし）

75分に途中出場した宇佐美だったが、2-2で引き分けた試合で特別な瞬間を見せることはなかった。

内田篤人（採点5＝チームの足を引っ張った）

内田はハムストリングの負傷後、依然として試合には出場していない。

関根貴大（採点なし）

関根は月曜日夜のブラウンシュバイクとの試合で出場選手登録リストに入らなかった。

宮市亮（採点なし）

宮市は6月に十字靭帯を断裂し、回復を待っている。