インテルはクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチに契約延長のオファーを準備しているが、イタリア国外クラブが同選手に関心を寄せているようだ。2日、イタリア紙『ラ・レプッブリカ』が報じている。
ブロゾビッチはインテルとの契約を来年6月まで残しており、現在350万ユーロ(約4億6000万円)の年俸を受け取っている。一方、インテルは2020/21シーズン限りでミランを退団したトルコ代表MFハカン・チャルハノールを獲得。チャルハノールとは年俸500万ユーロ(約6億5000万円)+ボーナスによる3年契約を結んでいる。
ブロゾビッチはクロアチア代表の一員としてEURO2020に臨んでいたが、先月28日に開催された決勝トーナメント1回戦・スペイン戦でPK戦の末に敗退。EUROでの戦いを終えたことから、インテルは選手サイドとの交渉に入るとみられるほか、年俸500万ユーロによる新契約を用意している模様。ただ、ブロゾビッチは新戦力であるチャルハノールが500万ユーロ以上を受け取ることから、年俸600万ユーロ(約7億9000万円)への引き上げを求めるとのことだ。
インテルは契約延長交渉が失敗に終わった場合、来夏にフリーで放出することを避けるためにも、今夏のマーケットでブロゾビッチを売却する可能性があるという。また、バルセロナとマンチェスター・ユナイテッドが同選手の動向を注視しており、3000万ユーロ(約39億円)によるオファーを準備しているようだ。
チャルハノールの加入により、新たな問題を抱えたインテルだが、果たして中盤の主力であるブロゾビッチの慰留は成功するのだろうか。
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