ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

バイエルンが苦しんだ5つの理由とは。ドイツの絶対王者の不振の原因は…

 先日のチャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマンに3-0で完敗したバイエルン・ミュンヘンは、カルロ・アンチェロッティ監督を解任するという決断を下した。ブンデスリーガでもいまいち結果が出ていないドイツ王者が苦しむ5つの理由を、29日にスペイン『マルカ』が解説している。

(1)バイエルンの計画
 夏の時点で、ブンデスリーガ王者は間違っていた。中国で行ったプレシーズンマッチの結果はチーム内から多くの批判を浴びることになった。また、プレシーズンでの準備不足がチームへの不満を呼び起こす始まりとなった。

(2)世代交代の失敗
 バイエルンは数人のベテラン選手を手放さず、そして彼らはスタメン落ちを拒否していた。また、シーズン開始から若手選手の起用が限られていた。

(3)アンチェロッティ監督との確執
 数名の選手はアンチェロッティ監督との間に摩擦があった。例えば、2009年から在籍しているロッベンはそのうちの一人で、PSG戦後に不満を漏らしていた。

(4)ベテラン選手の絶対的存在
 2番で述べたように、ベテラン選手のドレッシングルームにおける影響力は絶大なるものだった。そしてそれは、バイエルンでのプレーをより難しくさせるものだった。

(5)不穏な空気
 バイエルンのムードは理想からかけ離れたものだった。首脳陣とアンチェロッティ監督の関係は緊張しており、良くても冷ややかなものだった。また、首脳陣はレバンドフスキのレアル・マドリード移籍が潜在的に動いている際にもコメントせず、手助けをしなかった。