インテルのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディは昨年10月に起きたサポーターとの問題が解決しておらず、依然として良好な関係が築けていないようだ。11日、現地メディア『スパツィオ・インテル』が報じている。
事の発端は昨年10月にイカルディが出版した自伝本にあるようだ。同選手は自伝本のなかでインテルの熱狂的なサポーターが集まるクルバノルド(ゴール裏)のサポーターに対し侮辱的な内容を掲載。しかし、サポーターからはねつ造だと反論の声が上がり、イカルディへの応援が中断してしまっている状態のようだ。
本の出版からもうすぐ1年を迎えようとしているが依然として関係の修復には至っておらず、10日に行われたセリエA第3節、SPAL戦の、試合前には「イカルディのための応援はない。誰かがゴールを記録してもそれは個人のゴールではなく、インテルというチーム全体でのゴールだ。スピーカーに合わせて、悪名高いアルゼンチン人の名前を叫んではいけない。アルゼンチンの爆撃機とは平和を築けない」というビラがゴール裏で配られるなど、緊張感のある関係が続いている。
今季、セリエAリーグ戦3試合で5ゴールと波に乗るイカルディ。サポーターとのいざこざがプレーに影響しないことを祈るばかりだ。
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