
明治安田J1百年構想リーグでは、地域リーグが早くも折り返しを迎えた。関東勢の10クラブで争われているEASTでは、昨季のJ1王者鹿島アントラーズが首位を走り、WESTでは2023、2024シーズンにJ1連覇を成し遂げたヴィッセル神戸が、消化試合に差がある中で2位に5ポイント差をつけて首位に立っている。
2位以下は混戦模様だ。ガンバ大阪、名古屋グランパス、清水エスパルスの3クラブはいずれも今季新指揮官を迎えながらも前半戦で好調を維持。さらにその下には、昨季3位の京都サンガや昇格組のV・ファーレン長崎がわずかな差で続く展開となっている。
ここでは、そんな競り合いが続くWESTで、前半戦に活躍した選手たちをベストイレブン形式で紹介していく(成績は4月10日時点のデータに基づく)。
GK:シュミット・ダニエル(名古屋グランパス)
名古屋では昨季にGKピサノ・アレックス幸冬堀尾が台頭し、GK陣の中でチーム最多の出場試合数を記録した。しかし今季は、若手にポジションを明け渡すまいと、昨季は怪我に泣いたGKシュミット・ダニエルが開幕から好プレーを連発している。
セーブ総数はWESTでも京都サンガのGK太田岳志、ガンバ大阪のGK東口順昭と並んでリーグ最多タイ。WESTの中で3番目に少ない失点数を誇るチームの守備の要として、その役割を果たしている。

DF:マテウス・トゥーレル(ヴィッセル神戸)
現在WESTの首位をひた走る神戸。グループ最多の得点力はもちろん、守備でもグループ最少失点数と安定感を感じさせる前半戦を過ごした。
そんな神戸で守備の要を担うのが、在籍5年目を迎えたDFマテウス・トゥーレルだ。今季はここまで9試合すべてにスタメン出場。直近2シーズンと同様に、高いカバーリング能力で最終ラインを支えている。
DF:中谷進之介(ガンバ大阪)
今季、ガンバ大阪はイェンス・ヴィッシング監督を新たに迎え、新体制でスタートを切った。昨季はシーズン中盤で勝ち点の積み上げに苦慮し、最終9位と不本意な順位に終わったが、今季は新指揮官のもとでここまでグループ2位につけている。
そんなG大阪の守備を支えているのがDF中谷進之介だ。ここまで9試合すべてにスタメン出場し、第5節のV・ファーレン長崎戦ではゴールもマーク。昨季までと同様、得点面でも存在感を放っている。G大阪加入後は2年連続複数得点を挙げており、試合数が少ない今季も同様の結果を残せるのか楽しみだ。

DF:永戸勝也(ヴィッセル神戸)
グループ首位に立つ神戸は、ここまで10試合で19ゴールを挙げているが、他のWEST上位クラブのように絶対的なスコアラーを擁しているわけではない。そんなチームにとって、DF永戸勝也の存在は昨季以上に大きなものとなっている。
ここまでに挙げた3ゴールはいずれもチームの勝ち点3につながっており、さらにアシストも1つマークしている。昨季に二桁ゴールを挙げたFW宮代大聖が海外へ渡り、9ゴールを挙げたFWエリキも町田に帰った今季の神戸にとって、永戸の役割はより重要なものとなっている。ゴールに加え、正確な左足のクロスからのアシストで勝利に貢献できる永戸の活躍から目が離せない。
MF:マテウス・ブエノ(清水エスパルス)
今季より清水の10番を背負うMFマテウス・ブエノ。Jリーグ初参戦となった昨季も中盤に安定感をもたらしていたが、今季はアンカーとしてさらにボールに絡み、攻守の軸を担っている。
相手のプレスを受けても常に冷静沈着。動きを見極めながら時には巧みにかわし、時には引き付けて味方へと絶妙なパスを供給する技術の高さを今季も存分に発揮している。ゴールに直接関与する数字はまだ記録していないものの、清水にとってもはや不在が考えられない選手であることは間違いない。
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