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後藤啓介はW杯日本代表落選?スコットランド戦後に「森保監督の頭に入らない」塩貝健人と競争か

後藤啓介 写真:アフロスポーツ

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は29日、国際親善試合でスコットランド代表と対戦。終盤にFW伊東純也(ヘンク)の決勝ゴールで1-0と勝利した。FW塩貝健人(ボルフスブルク)ら新戦力も起用された一戦となったが、日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏は、FW後藤啓介(シント=トロイデンVV)の序列を低く評価。FIFAワールドカップ北中米大会の代表入りは厳しいとの見方を示している。

 闘莉王氏は試合後、自身のYouTubeチャンネルで出場選手の採点を実施。その中で後藤については、ジュビロ磐田在籍時からプレーをチェックしていることを明かした上で、「良いものは持っているし、引き出しも良いし、パスを引き出すタイミングとか、飛び出すタイミング、ポストプレーに入ってくるタイミングも良い」と一定の評価を与えた。

 一方で、「チーム全体の前半戦の出来が悪すぎて、なかなかボールが入ってこないという状況もある中での、少し物足りなさがあった」と指摘。厳しい試合展開を踏まえつつも、「少なくともポストプレーで頑張るなり、シュートに持っていくなり、何か見せ場を作って欲しかった」と語り、「平均の6点には届かない、5点にしましょう」と低評価を下した。

 さらに「チャンスが少ない、なかなか良いボールが出てこないという状況でも、このサバイバルを生き抜くにはもっとアピールが欲しかった」と強調。「何か違いを見せていかなければいけないし、よっぽどアピールしていかないと森保監督の頭に入ってこない」とし、限られた機会の中でのアピール不足を問題視した。

 プレースタイルについても「上田選手や小川(航基)選手とは少し違う」と分析。「中に構えるだけでなく、横にスペースを作ったり、周りに使われるタイプなのかな」と一定の特徴を挙げながらも、「やはり良い場面はなかったように思いますね」と総括した。

 また、闘莉王氏は代表内での序列にも言及。ワントップについてはFW上田綺世(フェイエノールト)が「一番に考えられている」とし、「2番手・3番手としては小川選手が少し先を走っている」との見解を示した。その上で後藤については、「3番手としても考えられるかどうか、というぐらいのところ」と位置付け、現状では落選の可能性があるとの認識を示している。

 一方で、途中出場の上田については「そんなに目立つ場面もなかった」としつつも、「普通の6点」と評価。「周りの選手が入ってくるとやりやすくなる」と語り、ベストメンバーとの連携によって攻撃に厚みが生まれる点を指摘した。

 さらに闘莉王氏は、この試合の前半について「全然日本らしくないし、大した攻撃もできない」と厳しく総括。「BチームとAチームは違う」と述べ、主力と控え組の質の差にも言及した。その中で「良い選手は質が高い。みんな同じではない」と強調し、代表内の競争の厳しさを改めて示した。

 今回のスコットランド戦では勝利こそ収めたものの、前半にプレーしていた選手を中心に、個々のパフォーマンスには課題も残った。特に後藤にとっては、限られた出場機会の中でいかに結果とインパクトを残せるか、同じく新戦力である塩貝との競争を制することができるかが、今後の代表定着、そしてワールドカップ出場への鍵となりそうだ。