
サッカー日本代表「森保ジャパン」は、29日に行われた国際親善試合でスコットランド代表と対戦。FW塩貝健人(ボルフスブルク)ら新戦力もピッチに立ち、終盤にFW伊東純也(ヘンク)が決勝ゴールを挙げて1-0で勝利したが、個々のパフォーマンスでは課題も浮き彫りに。MF久保建英(レアル・ソシエダ)、DF冨安健洋(アヤックス)、MF遠藤航(リバプール)ら一部主力選手が不在であるだけに、DF菅原由勢(ベルダー・ブレーメン)らFIFAワールドカップ北中米大会でメンバー落選の可能性が指摘されている選手もいる。
ブラジル人記者のチアゴ・ボンテンポ氏は試合後、スコットランド戦でプレーした21選手を採点。その中で、DF菅原由勢(ベルダー・ブレーメン)、DF瀬古歩夢(ル・アーヴルAC)、MF佐野航大(NECナイメヘン)の3選手については、いずれも今後のワールドカップメンバー争いにおいて厳しい立場にあるとの評価が下された。
まず菅原については、「6.0」と平均的な採点。「右サイドで63分間出場。40分には佐野航大へのクロスでアシストになりかけたが、それ以外の攻撃参加は多くなく、右サイドのポジション争いで評価を上げたとは言い難い。W杯代表メンバー入りは現時点で厳しい」(原文ママ)と指摘されており、攻撃面でのインパクト不足が課題として挙げられた。
瀬古も菅原と同じく「6.0」。評価では「日本の守備陣の中で最も不安定で、55分にはロバートソンにかわされてピンチを招いたが、鈴木彩艶が救った。それ以外の77分間では大きな問題はなかった。W杯メンバー争いではやや後れを取っている」(原文ママ)とされ、守備対応の不安定さが懸念材料とされた。大きなミスこそ限定的だったものの、決定的な場面での対応が評価を下げる結果となった。
一方、佐野は「6.5」とこの3人の中では最も高い評価を受けた。「代表2試合目で初先発。前半のみの出場ながら、日本の攻撃陣で最も良いプレーを見せた。多くの攻撃に関与し、ミドルシュートやセットプレーも担当。40分には菅原のクロスにダイレクトで合わせ、惜しくもゴールならず」(原文ママ)と、攻撃面での積極性と存在感は高く評価されている。
ただし、その佐野についても「現時点ではW杯メンバー入りは難しいかもしれないが、才能を示した」と伝えている。将来性は認められつつも、現段階での本大会メンバー入りには届いていないとの見方だ。
しかし、実兄のMF佐野海舟(マインツ)と同じく、以前から欧州主要リーグで台頭著しいミッドフィルダーとして高く評価されているだけに、ボンテンポ氏の寸評に対して否定的に捉えるファン・サポーターもいるかもしれない。
今回のスコットランド戦は勝利という結果こそ手にしたものの、一部選手にとってはアピールの場でもあった。特にポジション争いが激しい中盤においては、わずかな差が明暗を分ける状況にある。ボンテンポ氏の評価を踏まえると、少なくとも菅原、瀬古は現時点で序列を押し上げるための強調材料が乏しく、W杯日本代表メンバー争いで落選の可能性も十分にあるといえる。
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