
2025明治安田J1リーグを12位で終えたアビスパ福岡。東京ヴェルディからMF見木友哉、鹿島アントラーズからMF名古新太郎などJ1主力級の選手を複数獲得し、上位進出を狙ったシーズンだったが、最終順位は12位と中位にとどまった。
一方で、チームは開幕10試合で6勝1分3敗と好スタートを切り、一時は上位争いに食い込むなど確かな手応えを感じさせ、新シーズンへの期待は決して小さくない。
そんなチームの好成績とは裏腹に、個人としては思うような結果を残せなかった選手も少なくない。百年構想リーグや2026/27シーズンの成績次第では、立場が大きく揺らぐ選手が出てくる可能性もある。
ここでは、今シーズンに結果を残せなければ退団の可能性が高そうな4選手を、筆者の視点からピックアップして紹介する。
池田樹雷人
1人目は、海外クラブでのプレー経験を持つDF池田樹雷人。三菱養和SCユース(東京都)から2015シーズンに当時J2だったセレッソ大阪へ加入しプロキャリアをスタートさせた。加入後2シーズンはトップチームでの出場機会はなかったものの、2016シーズンにはJ3のセレッソ大阪U-23で11試合に出場し、1アシストを記録。2017シーズンには、タイのバンコク・グラス(現BGパトゥム・ユナイテッド)へ期限付き移籍し、24試合に出場。守備の要として活躍した。
2018シーズンからは愛媛FCに完全移籍したが、同年はJ2リーグ7試合の出場にとどまり、翌2019シーズンは経験を積むべくAC長野パルセイロに期限付き移籍。J3リーグ8試合の出場にとどまるなど、苦しい時期が続いた。
それでも2021シーズン終了後、愛媛との契約満了に伴いJリーグ合同トライアウトに参加。そこでのアピールが実を結び、2022シーズンはブラウブリッツ秋田に加入した。同クラブではキャリアハイとなるJ2リーグ34試合に出場し、2ゴール3アシストを記録。センターバックながら攻撃面でも結果を残し、復活を印象付けた。
その後、FC町田ゼルビアでのプレーを経て、2024シーズンからアビスパ福岡に活躍の場を移した。しかし同年8月、左ひざ前十字靭帯損傷および外側半月板損傷の大怪我を負い、長期離脱を余儀なくされる。
復帰後も出場機会は限られており、厳しい状況が続いている。現状の立ち位置を踏まえると、百年構想リーグ後に福岡を離れる可能性も十分に考えられるだろう。
鶴野怜樹
2人目は、今シーズンでプロ4年目を迎えるFW鶴野怜樹だ。立正大学湘南高校(島根県)から福岡大学を経て、2023シーズンに福岡へ加入した。同年3月に行われたYBCルヴァンカップのアルビレックス新潟戦でプロデビューを果たすと、この試合でいきなりゴールを記録。その後も持ち前のスピードを武器に存在感を示し、プロ1年目はJ1リーグ17試合1ゴール1アシストをマークした。さらにルヴァン杯では7試合3ゴールと活躍し、クラブ初の同大会制覇に大きく貢献している。
翌2024シーズンはJ1リーグ12試合に出場するも、得点やアシストを記録できず、思うような結果を残せなかった。巻き返しを期した昨シーズンは、当時J2の愛媛FCへ期限付き移籍。チームはJ3降格となったものの、自身はキャリアハイとなる22試合に出場し、1ゴール1アシストを記録した。数字以外の面でも出場時間の中で相手の脅威となる場面も多く、一定の手応えをつかんだシーズンとなった。
今シーズンは福岡に復帰した鶴野。昨シーズン得た自信を発揮し成長した姿を見せたいところだが、百年構想リーグでは出場どころかベンチ入りも叶わぬ状況が続いている。この状況が続けば、新シーズンは再び他クラブへの期限付き移籍となりそうだ。
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