
一部を除き第5節までの日程を終えた明治安田J1百年構想リーグ。関東圏の10クラブで争われているEASTでは、昨季王者の鹿島アントラーズが首位に立ち、浦和レッズやFC東京がそれを追う展開。一方、下位に目を向けると、J2からの昇格組である水戸ホーリーホックやジェフユナイテッド千葉はやや苦しい立ち上がり。さらに、昨季鹿島と優勝を争った柏レイソルが勝ち点を伸ばせず、番狂わせとも呼べる状況になっている。
冬の移籍市場では、鹿島をはじめ東京ヴェルディや町田ゼルビアなど、積極的な補強を行わなかったクラブも複数あったEAST。それでも、各クラブが期待を込めて獲得した新戦力の中には、早くもスタメンに定着し結果を残している選手が現れている。ここでは、今季注目の新加入組の中でも、開幕から好調なパフォーマンスを見せている3名を紹介していく。
鳥海芳樹(水戸ホーリーホック)
J2参入から苦節26シーズン、ついに初のJ1昇格を果たした水戸ホーリーホック。記念すべきJ1初年度を迎える今季に向け、この冬はMF齋藤俊輔(KVCウェステルロー)やDF鷹啄トラビス(セレッソ大阪)といった主力との別れを経験しつつ、J2クラブから主力級の選手を複数獲得することに成功している。
そんな水戸の新戦力の中でも、今季最注目と呼べるのがヴァンフォーレ甲府から加入したMF鳥海芳樹だ。甲府では2021シーズンの加入初年度から多くの出場機会を掴み、ゴール、アシストともに毎年コンスタントに数字を残してきたいわば攻撃のキーマン候補である。とはいえ、これまでの数字がすべてJ2でのものだったことから、初挑戦となるJ1でどこまで通用するかにも注目が集まっていた。
しかし、開幕してみればここまで4試合すべてにスタメン出場し、2ゴールを記録するなど圧巻のパフォーマンスを披露。J1の舞台でも十分に数字を計算できることを証明している。
もちろん、各チームのスカウティングが進むこの先のリーグ戦で、この好調を維持できるかは不明だ。それでも、ここまでの活躍を見れば、J2でキャリアハイの9ゴールをマークした昨季のような爆発力を期待するファンやサポーターも多いのではないだろうか。
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