
アルビレックス新潟は2日、FWアブデルラフマン・ブーダ・サイディが体調不良によりチームを離脱することを公式発表。双方合意のもと、海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備を進めているが、スウェーデン1部ヴェステロースSKへの期限付き移籍で合意に達したという。
スウェーデン紙『Expressen』は6日、ブーダがヴェステロースに期限付き移籍する見込みだと報道。契約は2026シーズン終了までであり、6日にも正式契約を結ぶと伝えている。
ブーダは2025年夏、ハンマルビーIFから新潟へ加入。ハンマルビーでは公式戦通算69試合10得点6アシストをマークした実績を持つが、J1リーグでは13試合の出場でノーゴールと結果を残せず、同選手のパフォーマンスが700万スウェーデンクローナ(約1.7億円)という移籍金に見合わないとの見方もある。
現地メディア『Pressgurkan』によると、両者の契約はまだ1年以上残っているものの、選手自身は新たな環境でキャリアを再スタートさせることを望んでいるという。
一方で、新潟にとっては今回の動きが財政面での課題を残す可能性もある。『Pressgurkan』は以前、ブーダ獲得時の移籍金が700万クローナだったと伝えた上で、ヴェステロース側は将来的な完全移籍に向けて移籍金の引き下げを期待していると指摘。当初は完全移籍での放出を目指していたものの、『Expressen』の報道内容も踏まえると、クラブ間交渉を重ねた結果、期限付き移籍で折り合いがついたとみられる。
さらに、同選手が契約締結時に300万クローナ(約4000万円)の契約金を要求しているとも報じられており、仮に契約解除や移籍が実現する場合でも、クラブにとっては数百万クローナ単位のコストが発生する可能性があるという。
契約金は新契約締結時に一括で支払われるボーナスであり、選手のパフォーマンスに関係なく支払われるため、クラブ側にとっては回収不能のリスクを伴う資金でもある。期待された活躍が得られなかった場合、サポーターの不満や財政面への影響につながる可能性も指摘されている。
およそ1.7億円規模の移籍金を投じて獲得したブーダは、日本で本来のパフォーマンスを発揮できないままチームを離れる可能性が高まっている。レンタル移籍が成立すれば、新潟にとっては移籍金回収が難しい状況となる見込みだ。
コメントランキング