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なぜ40歳でも衰えない?ロナウド、モドリッチ、ミルナーの驚異の節制生活

クリスティアーノ・ロナウド 写真:アフロスポーツ

3月1日に行われたプレミアリーグ第28節、ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン対ノッティンガム・フォレスト(2-1)で、40歳1か月の元イングランド代表MFジェイムズ・ミルナーが存在感を示した。日本代表MF三笘薫が先発出場したこの試合で、ミルナーは後半41分までプレー。プレミアリーグ通算655試合出場を達成し、自ら更新するリーグ最多出場記録をさらに伸ばした。

40歳を超えても第一線で活躍するスターは少なくない。アル・ナスルでプレーする41歳のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは現役通算965得点に到達し、前人未到の1000得点も視野に入れる。さらに40歳のクロアチア代表MFルカ・モドリッチも、2025年夏にミランへ移籍後も主力としてプレーを続けている。

では、なぜ彼らは40歳を超えても高いパフォーマンスを維持できるのだろうか。ここではロナウド、モドリッチ、ミルナーらベテラン選手の生活習慣に焦点を当て、食事、トレーニング、回復、メンタルといった日常の自己管理が、長くトップレベルを維持する理由を探る。


食事の節制:栄養バランスと摂取リズム

食事は、エネルギー維持と身体回復の基盤となる。長く第一線でプレーする選手ほど、カロリー摂取を分散し、栄養素のバランスを徹底することで、体重管理と筋肉修復を両立させている。

ロナウドは、食事を3〜4時間おきに1日6回に分けて摂取することで知られる。鶏肉や魚、野菜を中心としたメニューで糖分を避け、アルコールは一切口にしない。2025年のポルトガル代表キャンプで公表されたデータによれば、1日平均1万7000歩を歩き、体脂肪率は7%。栄養士が監修する計画的な食事管理が、筋肉回復とパフォーマンス維持を支えている。

ミルナーも、同様に食生活に厳しいことで知られる。鶏肉と野菜中心の食事を基本とし、調味料も極力控える。アルコールは完全に断ち、濃縮果汁飲料「ライビーナ」を好むという。こうした生活習慣については、プレミアリーグ最多出場記録達成時に、かつてマンチェスター・シティで彼を担当した理学療法士ポール・ウェブスター氏が明かしている。

日本では、J3福島ユナイテッドでプレーするFW三浦知良が食生活の規律で知られる。2026年1月の入団会見で、朝6時半、昼12時、夕方18時半と規則正しく3食を摂ることを明かし、メニューはタンパク質中心で食べ過ぎを避けていると語った。好物として知られる「おはぎ」も、炭水化物とタンパク質を同時に補給できる食品であり、運動後のエネルギー回復という点では理にかなった側面がある。

このような食事管理は、試合での持久力維持にも直結する。ロナウドの身体データでは、生物学的年齢が「28.9歳」と算出されたこともあり、徹底した栄養管理の効果を象徴する例といえる。

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名前:寺島武志

趣味:サッカー観戦(Jリーグ、欧州5大リーグ、欧州CL・EL)、映画鑑賞、ドラマ考察、野球観戦(巨人ファン、高校野球、東京六大学野球)、サッカー観戦を伴う旅行、スポーツバー巡り、競馬
好きなチーム:Jリーグでは清水エスパルス、福島ユナイテッドFC、欧州では「銀河系軍団(ロス・ガラクティコス)」と呼ばれた2000-06頃のレアルマドリード、当時37歳のカルロ・アンチェロッティを新監督に迎え、エンリコ・キエーザ、エルナン・クレスポ、リリアン・テュラム、ジャンフランコ・ゾラ、ファビオ・カンナヴァーロ、ジャンルイジ・ブッフォンらを擁した1996-97のパルマ

新卒で、UFO・宇宙人・ネッシー・カッパが1面を飾る某スポーツ新聞社に入社し、約24年在籍。その間、池袋コミュニティ・カレッジ主催の「後藤健生のサッカーライター養成講座」を受講。独立後は、映画・ドラマのレビューサイトなど、数社で執筆。
1993年のクラブ創設時からの清水エスパルスサポーター。1995年2月、サンプドリアvsユベントスを生観戦し、欧州サッカーにもハマる。以降、毎年渡欧し、訪れたスタジアムは50以上。ワールドカップは1998年フランス大会、2002年日韓大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会を現地観戦。2018年、2022年は日本代表のラウンド16敗退を見届け、未だ日本代表がワールドカップで勝った試合をこの目で見たこと無し。
“サッカーは究極のエンタメ”を信条に、清濁併せ吞む気概も持ちつつ、読者の皆様の関心に応える記事をお届けしていきたいと考えております。

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