
Jリーグは2025年10月の時点で、秋春制移行1年目にあたる2026/27シーズンの開催期間を公式発表。J1・J2・J3リーグいずれも2026年8月8日・9日に開幕節が設けられている。この新たな試合日程について、気象サイト『ウェザーニュース』が2月27日にクローズアップしているが、再び酷暑である8月上旬の開幕を巡り様々な意見が噴出。以前、元日本代表DF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)が酷暑下のプレーに警鐘を鳴らしていた。
日本プロサッカー選手会(JPFA)の会長も務める吉田氏は以前、インターネット動画配信サービス『DAZN』の制作番組「内田篤人のフットボールタイム」に出演。代表における元チームメイトとの対談で、話題が夏場の公式戦開催に及ぶと「この暑さで試合をするのは、もはや生命の危機を感じる。無理。サッカー面で言うと、パフォーマンスがとか強度がとか言うけど、シンプルに危ない。これは雪とか以前の問題」とコメント。シーズン移行が必要な理由のひとつに、夏場の酷暑を挙げていた。
ウェザーニュースは、公式Xアカウントで「気候変動の影響がサッカーにも」と題し、Jリーグのシーズン移行を特集。「深刻な猛暑から選手と観客を守るための決断」と背景を説明している。ただ、Jリーグが発表した新シーズンの日程では、8月に酷暑のもと選手がプレーする可能性は極めて高い。
秋春制移行の本質が選手と観客の安全確保にあるのだとすれば、制度変更そのものよりも具体的な日程設計こそが問われるべきである。8月上旬開幕という現実が続く限り、理念と実務の間に横たわる矛盾は解消されない。気候変動が進行する現代において、リーグ運営は興行的合理性だけでなくリスクマネジメントの視点を最優先に据える必要がありそうだ。
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