Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸に2.7億円?ラス・パルマスへ完全移籍も?宮代大聖は「早くも…」と現地報道

宮代大聖 写真:アフロスポーツ

 日本代表FW宮代大聖は現在、ヴィッセル神戸からスペイン2部ラス・パルマスへの期限付き移籍中。差別被害に遭った一方、ピッチでは早くもパフォーマンスが高く評価されているだけに、完全移籍移行の可能性もあるとみられる。

 スペイン『UDラス・パルマス.net』は24日、宮代について「低迷するラス・パルマスで輝く日本人選手」と評価すると、同選手のプレーやチームの現状についてこう伝えている。

 「現在、結果で苦しむラス・パルマスにおいて、数少ないポジティブな存在の一人となっているのがミヤシロだ。彼はカステリョン戦で高いクオリティを随所に見せた。ディンコ・ホルカシュとヘセ・ロドリゲスを除けば、シーズン前半戦と同等、あるいはそれ以上のパフォーマンスを維持している選手は少なく、それが結果にも表れている。ラス・パルマスはすでに7試合連続で未勝利が続いており、自動昇格圏は節を追うごとに遠のいている」

 「そんなチームの不振の中で、ひときわ輝きを放っている数少ない選手の一人がミヤシロだ。直近2試合で先発出場を果たしている日本人アタッカーは、左ウイングやヘセ・ロドリゲスの後方など複数のポジションでプレーし、存在感を示している」

 「試合の中でまだ波があるとはいえ、ミヤシロの勢いは見逃せない。あらゆる選手に求められる献身性に加え、スピード、そして先週土曜日のカステリョン戦で見せたような質の高いプレーの閃き、さらに素早くゴールを目指す明確な姿勢が光る」

 「縦への推進力はラス・パルマスが改善すべき要素の一つだが、ミヤシロはそれをもたらしている。1月中旬に加入した同選手は、コルドバ戦でデビューし、ブルゴス戦でも出場。現在は2試合連続で先発し、いまだ勝利を経験していないにもかかわらず、早くも冬の補強で最も成功した選手として評価を高めている」

 現地で早くも必要不可欠な戦力として評価されているだけに、ラス・パルマスの結果次第では買い取りオプションが行使される可能性も。現地メディア『Universidad Villanueva』が伝えたところによると、ラス・パルマスは「買い取りオプション100万ユーロ(約1億8,400万円)で、次の移籍における売却益の50%を神戸に支払う」という条件でオファーを提示したが、神戸はこれを拒否。最終的に「買い取りオプション150万ユーロ(約2億7,000万円)で、次の移籍における売却益の30%を神戸に支払う」という条件でクラブ間合意に達したという。

 なお、宮代は移籍当初、人種差別被害に遭っている。1月18日、同選手の顔面をアップした画像とともに、同選手を中国人と見立てた上で、「puto chino」という極めて差別的で攻撃的な表現を用いたスペイン語のSNS投稿が波紋を呼び、日本国内で問題視されていた。