Jリーグ 徳島ヴォルティス

徳島への移籍金7億円弱未払い解決せず波紋!カカの期限付き移籍決定。買取義務付きも…

カカ 写真:アフロスポーツ

 徳島ヴォルティス在籍歴のあるブラジル人DFカカが、ブラジル1部コリンチャンスからECヴィトーリアへ期限付き移籍。コリンチャンスは2024年に徳島から同選手を獲得していたが、移籍金の未払い状態が続いていることで波紋を呼んでいる。

 ECヴィトーリアは26日、カカを買い取り義務付きの期限付き移籍により獲得したと公式発表。ブラジル『ge』が2月19日の時点で報じたところによると、買い取り義務は同選手が2026シーズン全公式戦の60%以上でプレーした場合に発動するというが、金額は明らかになっていない。

 コリンチャンスはカカの移籍金2,400万レアル(約6億7,000万円)が未払い状態である模様。『ge』は2026年1月の時点で「コリンチャンスは、徳島側と合意していた分割払いの代金を、これまで一度も支払っていない。現在、コリンチャンス経営陣は債務を再交渉(支払いスケジュールの見直しなど)するために、徳島幹部への接触を図っている」と伝えていたが、進展はないとみられる。

 カカは2023年7月にアトレチコ・パラナエンセへ期限付き移籍。2024年3月にコリンチャンスへ期限付き移籍したが、コリンチャンス加入1年目はブラジル1部リーグでほぼ全試合スタメン出場。主力センターバックとして活躍していた。

 2024シーズンに出場時間で一定の条件を満たしたことにより、コリンチャンスにはカカの買い取り義務が発生し、完全移籍へ移行。『ge』によると、コリンチャンスはカカの保有権の90%を取得し、400万ドル(約6億3,000万円)を支払うことに。同選手と2028年12月までの複数年契約を結んでいたという。

 カカの移籍は、表面的にはブラジル国内クラブ間の戦力補強に過ぎないように映るが、その背後では徳島への移籍金未払いという重大な契約問題が未解決のまま横たわっている。コリンチャンスが債務再交渉を模索する一方で、選手は新天地へと送り出される構図は、国際移籍市場におけるガバナンスの脆弱性を浮き彫りにするものだ。