Jリーグ 水戸ホーリーホック

百年構想リーグで「通用しなくなっている」こととは?J1水戸関係者が千葉戦PK勝利後に指摘

水戸ホーリーホック 写真:アフロスポーツ

 水戸ホーリーホックは22日に行われたJ1百年構想リーグ第3節ののジェフユナイテッド千葉戦で、PK戦の末に勝利。前節の町田ゼルビア戦につづきPK戦までもつれ込む熱戦となったが、同クラブの関係者がPK戦について持論を述べている。

 水戸の河野高宏ゴールキーパーコーチは千葉戦後にXを更新。「百年構想リーグで導入されているPK戦の影響で過去のデータが通用しなくなっている」と、コーチの立場から百年構想リーグにおける難しさを指摘すると、こう綴っている。

 「キッカーも簡単にはデータ通りに蹴ってくれない。 GKには駆け引きのうまささや観察力のようなものが求めらる。 何より全てのPKを見返す分、圧倒的に作業量が増えている笑」

 J1百年構想リーグは2025年までのリーグ戦とは異なり、90分で勝敗が決しない場合はPK戦を実施。完全決着方式を採用しているが、PK戦で勝利した場合は勝ち点2、PK戦で敗れた場合は勝ち点1の獲得と決まっている。

 完全決着方式は観る側に明確な勝敗を提示する一方で、現場には新たな専門性と負荷を要求している制度である。PK戦が日常化することで、GKの分析能力や心理戦対応力は従来以上に勝敗を左右する要素となる。勝ち点2と1という配分も含め、PK戦は単なる延長線上のイベントではなく、戦略の一部として組み込むべき局面である。百年構想を掲げるリーグが制度面から競技の質を高めようとするのであれば、その影響を正確に把握し、現場の実態と擦り合わせながら進化を図る姿勢が不可欠である。