
リーズ・ユナイテッド所属の日本代表MF田中碧は、所属先で出場機会を失っており、今夏移籍に向かっている模様。21日開催のプレミアリーグ第27節アストン・ヴィラ戦でも出番が無かったが、現地では同選手の放出論がささやかれているほか、やダニエル・ファルケ監督との関係性に注目が集まっている。
英メディア『リーズプレス』は試合後に「ファルケ監督の決断が田中を放出へと向かわせる」とリポート。田中の現状について「彼はプレミアリーグで再びプレーする機会がいつ訪れるのか疑問を抱いている」とした上で、こう伝えている。
「彼は昨季イングランド2部で最高のMFと評され、リーズのプレミアリーグ昇格に大きく貢献した。しかし、ここ数週間はプレミアリーグの試合でベンチ入りしても出場機会を得られていない。アストン・ヴィラ戦でも出番はなく、これでリーグ戦4試合連続の出場なしとなった」
「現状では、イーサン・アンパドゥ、アントン・シュタッハ、ショーン・ロングスタッフ、イリア・グルエフが中盤の序列で田中を上回っている。さらにブレンデン・アーロンソンが攻撃的MFとして起用されている。中盤では少なくとも4人が彼より優先されており、もはや中心選手とは言い難い。重要な戦力と見なされていないことは明らかだ」
「リーズはさらに中盤の補強を検討しており、来夏の移籍市場でミドルズブラ所属のヘイデン・ハックニーの獲得に関心を示している。田中は構想外となる可能性が高く、この日本人MFは今後数か月以内に移籍を容認される。サポーターからは高い人気を誇る存在ではあるが、ファルケ監督は田中がプレミアリーグで通用しない選手ではないと判断したようだ」
なお、『リーズ・ユナイテッド・ニュース』もリーズがセントラルミッドフィルダーであるヘイデン・ハックニー(ミドルスブラ)の獲得に動く可能性を伝えた上で、「ハックニーの獲得に動いているリーズに対して、田中は不満に感じている」と報道。
昇格に貢献した功労者であっても、プレミアリーグという舞台では序列は常に再構築されるものである。田中にとって現在の状況は厳しいが、評価は環境によって大きく変わる。指揮官の信頼を回復する道を探るのか、それとも新天地で再起を図るのか。いずれにせよ重要なのは、自身の強みが最大限発揮できる場所を見極めることである。今夏の決断は、キャリアの分岐点となる可能性が高い。
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