
名古屋グランパス下部組織出身のMF柴田駿が、ポーランド2部所属クラブへ移籍。およそ10年間にわたり海外挑戦を続けているが、今回の移籍で欧州8クラブを渡り歩くことになる。
現在28歳の柴田は、名古屋U15チーム所属時にFW杉森考起(栃木SC)らとともにプレー。トップチーム昇格は果たせず、2026年夏に渡欧。ドイツ5部SVゴンセンハイムへ加入するも、わずか1年半で退団する。2018年1月から1年以上の無所属期間を経て、2019年3月にFKアウダへ加入すると、ラトビア2部リーグ戦で6ゴールをマーク。2020年にオリンピア・ザンブルフへ移籍した後は、ストミール・オルシュティン、GKSカトヴィツェ、ヴァルタ・ポズナンなどと渡り歩き、ポーランド国内の複数クラブでプレーしている。
ただ、今季はポーランド3部リーグ戦でスタメン出場わずか5試合。2025年11月以降はほぼ全試合で出番なしと厳しい立場に置かれていた。そんななか、2月13日にラトビア1部トゥクムスへの移籍が正式決定。トゥクムスは2026年1月にFC琉球と育成業務提携を結んでおり、同クラブからMF幸喜祐心を獲得。くわえてMF増田天とも契約を結ぶなど、日本人選手の獲得に注力している。
柴田にとって今回の移籍は、停滞局面からの再起を懸けた重要な選択である。出場機会を失いかけていた状況から、再び実戦の場を確保できる環境へ身を置くことは合理的判断と言える。かつて結果を残したラトビアの地で存在感を示せるかどうかが、今後の欧州キャリア継続の可否を左右する。
28歳という年齢を踏まえれば、ここからは安定よりも明確な実績が求められる段階であり、今回の挑戦は柴田にとって分岐点となる移籍であると言えそうだ。
コメントランキング