Jリーグ 福島ユナイテッドFC

58歳・三浦知良、J3福島で挑む41年目「まだ順応途中」【現地取材】

三浦知良 写真:Yusuke Sueyoshi

開幕戦での出場は…?

今月26日に59歳の誕生日を迎える三浦。プロ41年目となるシーズンを前に、体調やメンタル面での変化について、「当然、20代、30代のころと比べると違いますが、この歳でも急激に体調が衰えたりということは今まで無いですね。ただ、徐々に小さな変化は感じるので、日々そういった変化と向き合いながら取り組んでいます」と語った。

この日の練習では、その言葉を体現するような場面も見られた。インターバル中にはストレッチやジャンピングを行うなど、常に身体と向き合いながら入念に準備を進めていた。「今時期は寒いので、できるだけ身体を動かそうと思っていました」と、気温約10℃の中で行われたトレーニングでも、コンディショニングへの意識の高さを示した。

今月7日には、甲府(J2)との百年構想リーグ開幕戦を迎える。チーム全体の状態については「始まってみないと分からないことが沢山ありますし、大学生やJ2チームとのトレーニングマッチ(TM)をやりましたが、今の自分たちの状態を測れるようなTMになったと思います。今時期にベストを尽くすことより、新シーズンが始まってチーム状態をどのくらい上げることができるのかが大事だと思いますので、1試合1試合成長していくことが大事かなと思います」と、目先の結果よりも積み上げを重視する姿勢を強調した。

自身のコンディションについては「少しずつ良くなってきていると思います。ここまでは上手く調整してきましたが、開幕戦に出場するかどうかは試合展開にもよると思います。(出場については)これからじゃないですかね」と語り、甲府戦の状況次第ではピッチに立つ可能性も示唆した。


三浦知良 写真:Yusuke Sueyoshi

新スタイルへの順応

2024シーズンから福島で指揮を執る寺田周平監督は、2020年から4シーズンにわたり川崎フロンターレのトップチームでコーチを務めた経歴を持つ。細かくパスをつなぎながら相手DFの背後を狙うパスサッカーを、福島に落とし込んでいる。

そのサッカーへの順応具合について三浦は「最近所属していたチームのサッカーとはまた違うので、まだ完全に順応できているわけではありません」と率直に語る。一方で、「練習や練習試合を重ねていくことで徐々に良くなっていくと思いますし、焦らずにやっていきたい」と前向きな姿勢も示した。

さらに「福島ユナイテッドのサッカーは自分に合っていると思います。どんどん合わせてサッカーを続けていくことで、個人としても成長していくのではないのかなと思います」と、寺田監督が築くスタイルへの挑戦に意欲を見せた。

世界に知られる“キングカズ”は、いまもなお進化を追い求めながらピッチに立ち続けている。


三浦知良 写真:Yusuke Sueyoshi

三浦がチームにもたらす影響

昨年末に5年ぶりのJリーグ復帰が決まり、その動向は海外メディアからも注目を集めている。福島で11年目を迎えるチームメートのFW樋口寛規は「トップでやってきた選手なので、学ぶべきことが多いと思います。若い選手たちが何かを感じ取って成長してくれると良いですね」と語り、三浦の存在がチームにもたらす影響の大きさを強調した。

昨シーズンはJ3リーグで10位と悔しい結果に終わった福島。今シーズンはレジェンドの加入を追い風に、チーム全体の底上げが期待される。

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名前:Yusuke Sueyoshi
趣味:スポーツ観戦(野球、サッカー)、サウナ、ジム
好きなチーム:北海道コンサドーレ札幌、FCバルセロナ

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