
ブラウブリッツ秋田の新スタジアム計画を巡っては、秋田市に対するJリーグ側の対応、それに沼谷純市長のJリーグに対する「常識がなさすぎると思います」といった批判コメントが話題を呼んでいる。そんななか、Jリーグ担当者と市・事業主体側の一部会話内容が明らかになった。
日本維新の会所属の若松尚利秋田市議会議員は16日、市から送付された「Jリーグ協議議事要旨(令和7年11月10日実施)」の公文書部分開示決定通知書をXで公開。これによると、協議の出席者は、「(公社)日本プロサッカーリーグ・クラブライセンス事務局長、大城、佐藤、横尾」「(株)プライマリープロジェクト・神山常務取締役」「秋田市スポーツ振興課・福川課長、熊谷副参事、髙橋係長、渡会主査」「(株)梓設計・担当者」であり、Jリーグ担当の大城と市・事業主体側が以下のようなやり取りを行ったという。
Jリーグ大城「今日の打ち合わせのゴールはあるのか。頂いた資料の意見交換ができればと思っている」
市・事業主体側「資料の内容について、現時点でのJリーグの意見をいただきたいと考えている」
Jリーグ大城「改修案の金額を伏せているのはなぜか」
市・事業主体側「本来は金額を出したかったところであるが、最終的な検討を行っており、実情に応じて積算しなければいけなかったため、中間報告までに確定的な金額を出せなかったものである。新設の場合は、金額の単価など類似の施設をベースに算出した」
Jリーグ大城「改修の方が高くなりそうなのか」
市・事業主体側「改修といっても、残る部分はメインスタンドの構造部分だけであり、ほぼ新築のようなものである。全体に占める改修部分はかなり小さいため、あまり有意差はないと思っており、例えば、新設の7割になるといったイメージではない」
Jリーグ大城「スポーツに理解のない方、興味がない方も多くいらっしゃるので、既存のスタジアムがありながら、輪郭が大きいスタジアムを造ることが凄く難しいということは理解している。改修を検討するプロセスが必要ということも理解している」
また、大城の「スポーツに理解のない方、興味がない方も多くいらっしゃるので、既存のスタジアムがありながら、輪郭が大きいスタジアムを造ることが凄く難しいということは理解している。改修を検討するプロセスが必要ということも理解している」という発言以降は黒塗りに。資料では、黒塗りで公開しない理由として、以下のように説明されている。
「市の機関および国等の内部又は相互間における審議、検討又は協議に関する情報であって、公にすることにより、率直な意見の交換若しくは意思形成の中立性が不当に損なわれるおそれ又は住民の誤解や憶測を招き、不当に住民の間に混乱を生じさせるおそれがあるため」
「市が行う事務又は事業に関する情報であって、公にすることにより、当該事務又は事業の性質上、当該事務又は事業の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあるため」
地元テレビ局『ABS秋田放送』等の報道によると、Jリーグ側は15,000人規模のスタジアム建設を主張したのに対して、沼谷市長は市の財政状況を踏まえた上で、「5,000人プラスアルファが限界」と回答。すると、Jリーグの担当者は市に対して「志が低い」などと発言。市長は「自治体のオーナー、秋田市にとってのオーナーは市民。私ではありませんし、職員でもなく、市政、市役所、自治体のオーナーはここに住んでる市民。志が低いという言葉は、とりもなおさずそのまま秋田市民に対する言葉になります。ですので秋田市民に向かって志が低いと言ってしまっているという自覚がないとすれば、きわめて常識がなさすぎると思います」などと反発したという。
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