
アルビレックス新潟在籍歴のあるブラジル人FWラファエル・ハットンは、2025シーズン限りでセレッソ大阪を期限付き移籍期間満了により退団。ヴィッセル神戸、町田ゼルビアからの関心が報じられるなか、ブラジル1部ECバイーアへ復帰せず、中国1部・上海申花への完全移籍したが、家族はJリーグでのプレー続行がかなわなかったことに対して、複雑な思いを抱いているようだ。
ハットンの妻は15日までにインスタグラムを更新。「DAISO JAPAN」の店舗を移した画像をアップするとともに「日本が懐かしいよ…」とポストしているだけに、2025年までの生活環境に満足していた一方で、中国での日常生活に複雑な思いを抱いているものと見られる。
ハットン本人は2025年10月にブラジル『ge』のインタビューで「今はとても満足しているし、幸せ」「もし可能なら日本・セレッソでもっと長くプレーを続けたい。妻も娘たちも家族全員がすっかり日本の生活に慣れた。クラブや周囲からも温かく迎えられて、本当に幸せ」などとコメント。日本でのプレー続行の意思を明らかにしていただけに、中国移籍に満足していないようだ。
ハットンの去就を巡っては、ブラジル『Canal Bara Bahea』が2025年12月10日、C大阪側の対応について「レンタル契約に200万ユーロ(約3億6,000万円)の買い取りオプションが含まれていたものの、これを行使しなかった」と報道。同クラブが12日に退団を公式発表すると、神戸、町田、中東クラブからの関心が報じられたが、年内に上海申花への移籍が正式決定した。
ハットンの去就は、Jリーグが外国籍選手とどのような関係を築いていくのかという本質的な問いを突きつけている。ピッチ上での価値だけでなく、生活や家族、文化への適応まで含めて日本を「第二の故郷」と感じていた選手を引き留められなかった現実は重い。クラブ経営の論理が優先されるのは当然であるが、その先にある人間の感情をどこまで汲み取れるかが、リーグ全体の魅力を左右する時代に入っている。
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