
2026年1月10日、第104回全国高校サッカー選手権大会の準決勝が東京都のMUFGスタジアム(国立競技場)で行われ、神村学園高校(鹿児島県代表)と尚志高校(福島県代表)が対戦した。
両校は昨夏の全国高校総体の準決勝でも顔を合わせており、その際はMF佐々木悠太(3年)の2ゴールなどで神村学園が勝利(2-1)。尚志にとっては、同じ相手に2度続けて負けられないため、強いリベンジの思いを胸に臨んだ一戦となった。
試合を動かしたのは尚志だった。5分、自陣深くからアタッキングサードの奥へ送られたロングフィードにFW根木翔大(3年)が反応。追いついてあげたクロスにFW岡大輝(3年)が合わせ、尚志が先制に成功した。
追いかける神村学園は、J1町田ゼルビアへの加入が内定しているFW徳村楓大(3年)を中心にボールを集めるも、尚志のDF陣はペナルティエリア内で集中力の高い守備を見せ決定機を許さない。24分には、先制点をアシストした根木から、得点ランキングトップタイの6ゴールを挙げているFW倉中悠駕(3年)がシュートを放つが右ポストを直撃。神村学園は追加点を免れた。
1点ビハインドで迎えた後半、神村学園は背番号10を背負い昨夏の高校総体で2ゴールの佐々木やFW花城瑛汰(2年)を投入し流れを引き寄せにかかる。徐々にボールを握る時間が増え、攻め込むシーンが増えていくなか、73分に左サイドからのクロスにFW日高元(3年)がヘディングで合わせ、神村学園がついに同点に追いついた。
その後は互いにチャンスを構築するが90分間では決着がつかず、勝負はPK戦へ。20人目にまで及ぶ死闘の末、神村学園が9-8で制し学校史上初となる選手権決勝進出を決め、史上6校目となる夏冬連覇へ王手をかけた。試合後のミックスゾーンで、神村学園で背番号10を背負うMF佐々木悠太に話を訊くことができたので紹介する。

中学時から築き上げた6年間の絆
神村学園は中高一貫校であり、今大会に挑んでいるサッカー部員の多くが中学時代から共にプレーしてきたメンバーだという。高校入学時から集まる選手が多い他校と異なり、長い時間をかけてチームを作り上げている強みについて、佐々木は次のように口にした。
「他校は3年間一緒にプレーしているチームが多い中で、(自分たちは)6年間一緒にプレーできていることは大きい。中学入学時からここまで共に成長してきたので、絆が深いと思います」。
また、メンバーに入れなかった仲間の思いも背負い「決勝では皆で優勝を掴みたい」と意気込んだ。
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