
ガンバ大阪所属DF黒川圭介は、12月29日までに海外移籍が決定した模様。新天地はMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)DCユナイテッドになるとみられるが、チームメイトのMF倉田秋がクラブの公式発表よりも先に黒川の退団を明かしている。
倉田は28日にインスタグラムを更新。ストーリーズで黒川の移籍を明かすとともに、同選手に激励のメッセージを送ったが、29日時点で当該投稿は削除されている状況。クラブからのアナウンスが無いだけに、誤って“フライング発表”に及んだとみられる。
以前から海外移籍の可能性が取りざたされていた黒川だが、12月27日に倉田が主催する『第7回 倉田秋カップ』に参加したことでも話題に。G大阪のスポンサーである『きしもと泌尿器科クリニック』は、公式Xアカウントで「本日は協賛致しました倉田秋カップに参加致しました。倉田選手、黒川選手ありがとうございました」「倉田選手、黒川選手にご挨拶を。 ファンサッカー前MCを務めておられた内藤朝佳様と少しお話ししました」などと報告しているが、黒川の去就については「ご本人からはなんとも… 直接聞ける雰囲気でもなくて」と明かしていた。
現在28歳の黒川は、ヴィッセル神戸の下部組織、大阪桐蔭高校、関西大学を経て、2019年にG大阪加入が内定。2021シーズンから出場機会を増やしており、2025シーズンはJ1リーグ戦37試合の出場で2ゴールをマークを挙げていただけに、G大阪にとって同選手の退団は大きな痛手となりそうだ。
黒川の海外移籍は、個人としてはキャリアの次なる段階へ進む前向きな挑戦である一方、クラブにとっては戦力ダウンという現実的な課題を突きつける出来事である。また、倉田による“フライング発表”は情報統制の重要性を改めて認識させる事例となった。
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