
ジュビロ磐田出身の日本代表FW後藤啓介は現在、アンデルレヒトからシント=トロイデンVV(STVV)へ期限付き移籍中。12月26日に行われたベルギー1部リーグ戦で2ゴールを挙げ、リーグ得点ランキングで首位に立っているが、その一方で本人が自身の去就に言及。アンデルレヒト復帰や欧州5大リーグへステップアップ移籍の可能性が報じられている。
ベルギー『HBVL』が報じたところによると、後藤本人は試合後のインタビューで「(アンデルレヒトへ)復帰したところでチャンスはない。これについては100%確実だと言えます」とコメント。STVVへの期限付き移籍期間が2026年6月までであるなか、一部で取りざたされていたアンデルレヒト早期復帰の可能性を完全否定したという。
その上で、同選手は「シーズン後半戦も、絶対にSTVVでプレーし続けたいと考えています」と、今冬STVV残留を明言。「まずは心身をリフレッシュさせる必要があります。明朝6時30分の飛行機で出発します。他の多くのチームメイトと同じように、日本で休養をとるつもりです」と、近日中の帰国も明かした。
STVVの絶対的ストライカ-として活躍している後藤。11月には日本代表に招集されるなど、FIFAワールドカップ北中米大会への参戦も期待されるところだ。そんななか、英メディア『ガーディアン』のベンス記者は12月19日の時点で、同選手についてこう伝えている。
「「彼はチャンスをものにする際、非常に独創的なアイデアを見せる。また、スピードも兼ね備えており、試合中に何度も高強度のランニングを繰り返している。大柄な選手としては技術も非常に高く、相手DFの背後へ抜け出すこともできれば、低い位置まで降りてくることもでき、さらには精度の高いロングパスも兼ね備えている。時折、ランニングのタイミングを改善する必要がある。フィジカル面でもさらなる成長が必要だ」
「彼は間違いなく、より高いレベルでプレーできるポテンシャルを秘めた選手である。欧州5大リーグへ移籍するだろう」
STVV移籍前にフランスとドイツのクラブから完全移籍によるオファーが届いていた後藤。すでに一部クラブから高い評価を受けているが、ひとまず2025/26シーズンはSTVVの一員としてピッチに立ち続けることになりそうだ。
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