
北マケドニア1部KFシュケンディヤ所属のガンビア代表GKバブカル・ゲイェに、Jリーグ移籍の可能性が浮上。すでに複数クラブによる争奪戦に発展している可能性もあるという。
現在27歳のゲイェは、身長196センチで右利きであり、ガンビアとドイツの二重国籍を有する守護神。日本代表MF堂安律の古巣であるビーレフェルトの下部組織出身であり、2020年にはVfBシュツットガルトのセカンドチームでプレー。2023年1月に初の海外移籍によりハンガリー1部所属クラブへ加入したが、2023/24シーズン限りで契約満了。およそ半年の無所属期間を経て、2025年1月から北マケドニアでプレーしている。
シュケンディヤには2025年7月に加入したが、2025/26シーズンの北マケドニア1部リーグ戦では11試合にスタメン出場。UEFAチャンピオンズリーグ予選、UEFAヨーロッパリーグ予選、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでは全試合で先発に名を連ねており、国際舞台での実績は豊富。ここまで公式戦25試合で25失点、9度クリーンシートを達成している。
そんなゲイェの去就について、海外ジャーナリストのルディ・ガレッティ氏は12月23日に「今季の活躍ぶりを受けて、トルコ、ポーランド、日本の1部クラブから真剣な関心が寄せられています。今後数週間、数ヶ月のうちに具体的な動きを見せる可能性がある」とリポート。同選手についてこう評している。
「移籍市場で最も望まれているゴールキーパーのひとりだ。27歳の彼は、北マケドニアで最高のゴールキーパーと称賛されており、現在のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグでもトップクラスの成績を誇っている」
ゲイェの去就が注目を集める背景には、単なる身体能力の高さや年齢的な伸び代だけでなく、欧州の複数リーグと国際大会を経験してきた実戦的な安定感がある。北マケドニアという決して注目度の高くない舞台においても結果を残し、UEFA主催大会で評価を高めてきた姿勢は、環境に左右されず自身の価値を証明してきた証だ。
Jリーグにとっても、国際経験豊富な守護神の獲得はリーグ全体の競争力向上につながる可能性が高い。今後、具体的な交渉が進展すれば、ゲイェの選択は彼自身のキャリアのみならず、Jリーグの国際的な立ち位置を測る一つの指標となるだろう。
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