
京都サンガ所属MF山田楓喜は、FC東京への完全移籍に向かっている模様。かつてFC東京のライバルクラブである東京ヴェルディに在籍していただけに、東京V退団時のコメントが話題になっている。
現在24歳の山田は、京都の下部組織出身。2020年に京都でトップチーム昇格を果たした後は、しばらく出場機会に恵まれなかったものの、プロ3年目から徐々に出番を増やすと、2024年に東京Vへ期限付き移籍。同シーズンにJ1リーグ戦21試合の出場で5ゴールを挙げ、パリ五輪の舞台にも立つなどブレイクを果たした。
2025年1月に東京Vを期限付き移籍期間満了により退団し、京都からポルトガル1部CDナシオナルへ期限付き移籍した山田。東京Vの公式サイトを通じて、同クラブのファン・サポーター等に対して以下のようなメッセージを残していた。
「東京ヴェルディを愛する全てのファン・サポーターの皆さま、本当に一年間J1という素晴らしいリーグで我々と一緒に戦っていただきありがとうございました。このたび東京ヴェルディを離れて新しいチャレンジをすることに決めました」
「正直、色々な選択肢がありました。その中で僕は自分が一番ワクワクしたところを選び、挑戦することにしました。楓喜らしい選択をしたな〜って言ってくれる人もいたり、無理していくな、やめとけとか言う人もいたけど、自分自身がワクワクしちゃったのでもう行くしかないです(笑)」
「本当にこの一年間、色々なことがあり、途中どうなるかと思っていましたが、奥さん、チームメイト、監督含めチームスタッフ、そしてファン・サポーターの方々に支えられ楽しんで成長することができました。本当にありがとうございました。僕の挑戦を温かく見守っていただけると凄く嬉しいです。緑の血はこれからもずっと楓喜の中に流れています。では、また成長した姿で会いましょう。ありがとう東京ヴェルディ!大好き東京ヴェルディ!」
そんな山田は、2025年夏にCDナシオナルから京都へ復帰したものの、J1リーグ戦でスタメン出場2試合、途中出場10試合でノーゴールという結果に。チームがJ1優勝争いを繰り広げた傍ら、やや不本意な成績に終わったが、FC東京への移籍は近日中に正式決定するという。
東京V退団時に「緑の血はこれからもずっと楓喜の中に流れています」などと、“ヴェルディ愛”を強調していた山田。ライバルクラブへの移籍が決定した時のファン・サポーターの反応が気になるところだ。
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