
足首の負傷から復帰したプレミアリーグのブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンに所属する日本代表MF三笘薫は、実戦復帰後も慎重な判断が続いている。同選手の起用法については、クラブ内で協議を重ねた上で決定される見通しであり、出場時間や先発可否は流動的な状況にあるようだ。
そんな状況の中、UKメディア『The Argus』は、三笘がチームにもたらす影響について詳しく伝えた。同メディアによると、ブライトンを率いるファビアン・ヒュルツェラー監督は、三笘について「彼を1対1で抑えようとすれば相手は問題を抱える」「三笘を抑えるためには常に2人が必要になる」と語ったという。
同監督は、相手が三笘に2人で対応することで、ピッチの別のエリアにフリーの選手が生まれる点を強調した。そして「どうやってそのフリーの選手を見つけるかが重要だ」「それが薫の大きな貢献だ」と述べ、戦術面での価値を明確にしたと同メディアは伝えた。
現地12月13日に開催されたリバプール戦(0-2)では、三笘は後半途中から出場、相手は実際に2人がかりで対応した。ヒュルツェラー監督は、三笘をチームの主力選手の1人と位置付け、「どのチームもトッププレーヤーに依存する。彼の貢献は我々にとって非常に大きい」と評価したと同メディアは伝えている。
一方、三笘自身はリバプール戦後、「まだベストではない」と語っている。約2か月半ぶりの復帰戦となった同試合では、疲労の様子も見られた。三笘が最後に本拠地ファルマー・スタジアム(アメリカン・エキスプレス・コミュニティ・スタジアム)でプレーしたのは、現地9月20日に行われたトッテナム・ホットスパーと2-2で引き分けた3か月前の試合となっている。
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