
田川知樹(カターレ富山)
横浜F・マリノスから、今季11年ぶりにJ2復帰を果たしたカターレ富山へ期限付き移籍中のGK田川知樹。所属元である横浜FMも激動のシーズンとなったが、田川もJ2で厳しく劇的なシーズンを送っている。
最終節で逆転残留を決めた富山。田川個人の数字を見てみるとセーブ総数がリーグ2位となっており、それだけチームに危ない場面が多かったということでもあるが、GKの働きという意味では十分な数字を残している。出場数も35試合と年間を通してチームから信頼された存在だ。正GKとして失うことのできない選手となっただけに、この冬の動向が注目される。

西川潤(サガン鳥栖)
セレッソ大阪からサガン鳥栖へ期限付き移籍中のMF西川潤。前回鳥栖へ期限付き移籍した2022~2023シーズンは出場機会が少なく満足のいく結果を残せずにいたが、今回は36試合と多くの出場機会を得て6ゴール3アシストといずれもキャリアハイの数字を残している。
質の高いラストパスやシュート技術はどれも一級品。鳥栖に限らず今季J2すべてのクラブを見渡しても上位に入るであろうテクニックを持っている。鳥栖としても欠かせない戦力となったが、所属元であるC大阪からしても頼もしく思える成長を遂げているのも事実。この冬の去就が注目されることは間違いない。

倍井謙(ジュビロ磐田)
ルーキーイヤーの昨季は、所属元の名古屋グランパスで25試合に出場していたMF倍井謙。今季はJ2降格となったジュビロ磐田で開幕からスタメン出場を果たし、最終的に38試合すべてに出場して6ゴール3アシストと攻撃のキーマンとして存在感を放ち続けた。
敵陣深くまで侵入する突破力が大きな武器であり、サイドからの打開を図り、チャンスメイクや自身のゴールにつなげることができる。残念ながら磐田は自動昇格圏入りを逃したものの、プレーオフ進出を果たせたのは倍井の力による部分も多分にあるだけに、間近に迫る移籍期間の満了を寂しく思う磐田のファンやサポーターも多くいるのではないだろうか。

山本桜大(レノファ山口)
昨季の低迷から一変、今季のJ1リーグで快進撃を続け、優勝まであと一歩と迫っている柏レイソル。そんな上位争いを繰り広げる柏にとっても、レノファ山口へ期限付き移籍中のFW山本桜大の成長ぶりは極めて頼もしく映っていることだろう。
昨季までは、所属元である柏でも期限付き移籍していた栃木SCでも限られた出場時間のみでなかなか結果を残せずにいた山本。今季は、チームが苦しむ中で33試合と多くの出場機会を掴み10得点をマークし、十分な実績を残している。もちろん、所属元にはFW細谷真大をはじめ比較対象となる選手が多く、いずれもハイレベルだ。しかし、今季のアピールで自身の価値は高まっているはず。この冬、どんな動きがあるのか注視したい選手の一人だ。

吉田温紀(愛媛FC)
今季自身初の武者修行に出ているMF吉田温紀。残念ながら1シーズンを過ごした愛媛FCはJ3降格を味わう結果となったが、吉田自身は3バックの一角を務めシーズンを通して下位に苦しむチームを支えながら成長を遂げている。
前線からの守備で攻撃につなげるなど、積極的な出足からチャンスを作り出し得点のきっかけを生み出せる。所属元の守備陣には、今季の新戦力であったDF佐藤瑶大やDF原輝綺といった選手たちがおり、吉田の成長を加味してもなお簡単にスタメン確保できる環境にはないが、愛媛がJ3降格となったことも含めてこの冬吉田の去就がどうなるのか注目だ。
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