Jリーグ

異例の中立開催!FC大阪vs金沢のPO準決勝直前コメント【J3リーグ2025】

FC大阪とツエーゲン金沢のオンライン囲み取材 写真:Yusuke Sueyoshi

12月4日、2025明治安田J3リーグで3位のFC大阪と6位ツエーゲン金沢が臨むJ2昇格プレーオフ準決勝に向けたオンライン取材が行われた。準決勝は当初、FC大阪のホームである東大阪市花園ラグビー場で開催される予定だったが、会場使用ができず、鳥取県のAxisバードスタジアムで行われることになった。

オンライン取材には、大阪の薮田光教監督と主将のFW久保吏久斗、金沢の辻田真輝監督と主将のDF畑尾大翔が出席。両チームの合同会見の模様を紹介する。


薮田光教監督 写真:Yusuke Sueyoshi

両チームの意気込み

ープレーオフ準決勝の意気込みをお聞かせいただけますか?

薮田監督:(J2昇格)プレーオフ(PO)に勝たないとJ2に行けません。POに出ているチームは全員そこを目指していると思うので、今までやってきたことをすべて出せるように表現していきたいと思います。

辻田監督:我々は6位なので、レギュレーション的には絶対に勝たないといけない一戦になります。元々、毎試合勝つためにやってきましたし、終盤難しいゲームを経験してきた中で、チームが一丸になって勝つだけだと思っています。今までやってきたことをFC大阪さんに対して出すだけだと思います。

久保:僕たちは去年のPOを6位で迎え、勝つしかないという状況を経験しましたが、今回は3位ということで引き分けでも勝ち上がれるアドバンテージがあります。ただ、守りにいってしまうと自分たちの持ち味のサッカーが消えてしまうので、しっかり勝ちに行こうと思います。3位であろうが6位であろうがこの順位にきているチームは力の差がないと思うので、より勝ちたい気持ちがあるチームが勝つと思います。そこを(相手より)上回れるようにしていきたいです。

畑尾:38試合を戦ってきて、最終的に6位という結果に終わりましたが、本来目標としていた「J3優勝」には届かなかったので、必ず「J2昇格」というもう一つの目標は成し遂げたいと思っています。POに進出したから何かを獲得できた訳ではなく、(POの)決勝を勝って初めてPO進出の意味が出てくると思います。現状に満足している選手・チームはどこもないと思うので、しっかり2つ勝って「J2昇格」という目標をしっかり達成したいと思います。


久保吏久斗 写真:Yusuke Sueyoshi

試合を分けるポイントとは?

ー今シーズンの成績はお互い1勝1敗ですが、どのような試合になると予想していますか?

久保:金沢さんは最後のクロスだったりサイドの攻撃の質はJ3でもトップクラスだと思います。そこを潰して自分たちのサッカーを展開できるのかというのが大きな鍵になってくると思うので、そういう部分で一筋縄ではいかない相手だと再認識しています。どちらが勝つか負けるかなので、そこはしっかり勝利にこだわってやっていきたいと思います。

畑尾:FC大阪さんは全員がハードワーク、タフに戦えるチームだと思うので、球際の部分で負けてはいけないと思います。サッカーの戦術云々の前のベースの部分という所はしっかり表現したいと思っています。その中で僕たちに柔軟に対応してくるところもあると思うので、そういうところはしっかりピッチの中で(味方選手と)コミュニケーションをとっていきたいと思います。


辻田真輝監督 写真:Yusuke Sueyoshi

指揮官から選手へ

ー両チーム苦しい時期があった中で建て直し、PO進出に繋がったと思いますが、残り2試合で選手に伝えたいことを教えてください。

薮田監督:前監督の大嶽直人さんの分まで気持ちを背負って戦いたいですし、OBやスタッフたちが築き上げてきたものを背負って戦おうと伝えたいです。そして、FC大阪を更に成長させてJ2に上げたいと思います。

辻田監督:「J2に昇格」というよりは「J2に復帰」しないといけないと思っている立場なので。ただ、今年1年間を通じて積み上げているものを出すことと、全員が強い気持ちを持って表現することが1番のポイントだと思っているので、そこだけしっかり皆で共有して立ち向かいたいと思います。

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名前:Yusuke Sueyoshi
趣味:スポーツ観戦(野球、サッカー)、サウナ、ジム
好きなチーム:北海道コンサドーレ札幌、ジェフユナイテッド千葉、FCバルセロナ

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