
アルビレックス新潟レディースは11月22日に行われた皇后杯3回戦で、マイナビ仙台に勝利。延長までの120分間を0-0で終え、PK戦を6-5で制したが、同クラブのサポーター団体が主催者である日本サッカー協会(JFA)の大会運営方法を批判している。
新潟のゴール裏サポーター団体『vozdemia』は試合後、公式Xアカウントにて声明を発表。「協会は女子サッカーを軽く考えている!」と批判すると、11月22日に宮城県石巻市のセイホクパーク石巻(石巻総合運動公園)で開催された皇后杯3回戦での出来事について、こう綴っている。
「第一試合は前後半90分で決着、第二試合は延長前後半を含めた120分でも決着せずPK戦。PK戦を終えた頃には日没寸前…周囲を確認しても照明設備はなし。無事終わったから良し!ではないよね?もし第一試合もPK戦までいってたら確実に日没…そうなれば同会場で後日中断した時間から再開。とか言うんでしょ⁉︎」
「季節も秋の終わり、東北開催。日没が早いことくらい日本人ならほぼほぼ考えられるはず!このように女子サッカーを軽く考えているサッカー協会の方々にはわからないか…笑」
「そうなことくらい想定した上で会場選定しろ!もしかして観戦チケットが無料だからとか言わないよね?それがお前たちの仕事なんだよ!!このレベルでは皇后杯を主催する立場にない!!」(原文ママ)
大会の質を左右するのは、選手の努力だけでなく、その舞台を整える運営の姿勢である。今回指摘されたような会場選定や時間設定の甘さは、単なる不手際にとどまらず、競技そのものへの向き合い方が問われる重大な問題だ。
女子サッカーの価値を高めようと全国で多くの関係者が尽力するなか、主催者には大会の品位を守る責任がある。環境整備への配慮やリスク管理を徹底し、誰もが安心して試合に集中できる舞台をつくることこそ、未来の女子サッカーを支える基盤となるはずだ。
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