日本代表・海外組 海外日本人選手

日本代表の前田大然を「標的」に、エバートンとセルティックが興味深いトレード案

前田大然 写真:Getty Images

 スコティッシュ・プレミアシップのセルティックは、今2025/26シーズン攻撃陣の不安をかかえながらシーズンを進めている状況がある。クラブは主力選手の去就が不透明な状況にあり、2026年に向けて編成面の判断を迫られているのかもしれない。

 UKメディア『Liverpool World』は、プレミアリーグのエバートンが、セルティックに所属する日本代表FW前田大然の移籍を軸にしたトレード案に関心を持っていると伝えた。同メディアは、エバートンが前田を攻撃強化の「標的」として注目している一方、セルティックが前田の後継選手を確保しない限り同選手を手放さない方針を示していると報じている。

 そんな中、同メディアは、エバートン側のトレード要員としてMFドワイト・マクニールの名前があがっていると報じた。マクニールは今シーズンの出場時間が限られているものの、昨2024/25シーズンは5ゴール8アシストを記録しており、左サイドや右サイド、中盤、さらには9番としてもプレーできる万能性がある。この点がセルティックの補強条件に合致すると伝えられている。

 両クラブは大型補強が難しい事情があるとも同メディアは伝えており、トレード案は現実的な選択として注目を集めている。

 前田大然は2022年にセルティックへ加入して以降、クラブの中心選手として存在感を示してきた。今2025年夏には退団の可能性が取り沙汰されたが、移籍は成立しなかった。前田とクラブとの契約は2027年まで残っている。また、前田自身はキャリアで初めてのプレミアリーグ挑戦に強い関心を示しているとも同メディアは報じている。

 エバートンは前田のウイングとセンターフォワードの両方をこなす能力に注目している。前田が昨シーズンの全公式戦で33ゴールを記録した点は、攻撃力を求めるエバートンにとって大きな魅力と映っているようだ。