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韓国資本「JI BLUE」日本代表キービジュアル変更で「日の丸が…」JFA批判噴出

日本サッカー協会 写真:Getty Images

 日本サッカー協会(JFA)は10日、「サッカー日本代表『最高の景色を2026』オフィシャルアンバサダー」にグローバルボーイズグループJO1とINIによるスペシャルユニット「JI BLUE」(ジェイアイ ブルー)が就任したと公式発表。所属先の事務所が韓国資本であること、およびJFA公式Xアカウントで投稿された画像が韓国国旗に酷似していることが物議を醸し、14日のガーナ戦前にキービジュアルを変更しているが、変更後のキービジュアルに対しても批判が殺到。一部では日の丸のデザインが削除されたことに対する抗議の声が挙がっている。

 JI BLUEのアンバサダー就任をアナウンスする公式Xアカウントのポストに描かれた画像では、中心に青のユニフォームを身にまとったメンバーたちがポーズを取り、背後には日の丸の赤い円が大きく浮かび上がっている。白地に赤、そして青の組み合わせは、日本代表カラーであると同時に、どこか韓国の国旗「太極旗(テグッキ)」をも想起させるものとなっている。また、背景には幾何学的な線や角度のあるモチーフが描かれ、太極旗に配される「4つの卦(乾・坤・坎・離)」を連想させる構成となっている。

 ネット上では韓国国旗に似ているとしてデザインの変更を求める声が多く上がっているが、JFAは14日にキービジュアルの変更を発表。韓国国旗を想起させるデザインとともに日の丸も削除された。このJFAの対応を受けて、作家の門田隆将氏は15日にXを更新。以下のように追及している。

 「JO1という韓国企業が70%出資するグループをサッカー日本代表のアンバサダーに起用した上、韓国旗に似せたポスターを作成して大問題になった件は、川淵三郎元チェアマンが乗り出したため急遽変更となった。だが今度は肝心の日の丸が消えてしまった。結局はそういう事。根深いサッカー協会の“内部”問題」

 JO1、INIのメンバーはいずれも日本人で構成されているが、吉本興業と韓国のエンタテインメント企業・CJ ENMによる合弁会社『LAPONEエンタテインメント』が運営。同社は2019年5月に設立されたが、CJ ENMは115億ウォン、吉本興業は50億ウォンを投資しており、持分比率は7対3。代表取締役社長は韓国人の崔信化である。

 なお、キービジュアル変更の背景には、元JFA会長である川淵三郎氏の介入があったとみられる。同氏は13日、一般SNSユーザーによるJI BLUEのアンバサダー就任を巡る騒動に関する投稿に反応する形で、「今広報に善処するよう連絡した」とポストしたほか、「忠告ありがとう。広報部長がストップする旨連絡ありました」と報告していた。