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遠藤航に匹敵!?佐野航大にフェイエノールト移籍浮上!日本代表所属2クラブも関心

佐野航大 写真:Getty Images

 ファジアーノ岡山出身であり、NECナイメヘンでFW小川航基やFW塩貝健人とチームメイトのMF佐野航大には、MF三笘薫所属のブライトンやDF板倉滉所属のアヤックスへ移籍する可能性が取りざたされているが、FW上田綺世やDF渡辺剛擁するフェイエノールトも移籍先候補に挙がっている模様。ブンデスリーガ時代に“デュエル王”という異名をとったリバプール所属MF遠藤航に匹敵するほどのボール奪取能力を兼ね備えていることで話題になっている佐野のステップアップ移籍が期待される。

 現地メディア『フットボール・トランスファー』は10月28日に「佐野はクインテン・ティンバーの後釜として、フェイエノールトへ移籍する可能性がある」とリポート。これによると、ティンバーはフェイエノールトとの契約延長交渉を進めておらず、2024/25シーズン終了後に契約満了で退団する可能性があるとのこと。『SciSports』が算出したデータをもとに「佐野はティンバーと同じくボックス・トゥ・ボックス型のミッドフィールダーであり、ハイプレスに優れ、相手陣内へのパスを通して存在感を示している」と両選手の共通点を強調している。

 佐野の去就を巡っては、すでにアヤックス、PSV、フェイエノールト、それにドイツ、イングランド、フランス、スペイン国内クラブからの関心が報じられている。また、ブライトン、アストン・ヴィラ、ドイツ国内クラブのスカウト陣がナイメヘンの公式戦を視察。オランダ『Rood Groen Zwart』は9月時点で「ナイメヘンは2026年夏、佐野の獲得を狙うクラブに2,000万ポンド(約40億円)を要求する可能性がある」と報じたほか、ブライトンが同選手の獲得に動く可能性もあわせて伝えている。

 その佐野は10月時点で、オランダ1部リーグ戦でのボール奪取回数でトップに。海外メディア『ネクストフッティースタッツ』は「3年後、欧州5大リーグクラブ(ブンデスリーガやセリエAの中堅など)でレギュラー定着」「5年後、欧州5大リーグ上位クラブのベンチ入り」などと、同選手のキャリアを予想している。

 なお、フェイエノールトではロビン・ファン・ペルシ監督の就任以降、上田が絶対的ストライカ-として活躍。2025年夏に加入した渡辺も主力センターバックとして存在感を発揮するなど、現指揮官の日本人選手に対する評価は高いとみられる。