
FC東京所属のブラジル人FWエヴェルトン・ガウディーノは、2億円以上とみられる高額な移籍金により完全移籍へ移行したことにより話題となったが、同選手の移籍を巡る一部金額の支払いを巡り問題になっているという。
ガウディーノは2024年8月にブラジル1部グレミオからFC東京へ期限付き移籍すると、2025年1月に完全移籍へ移行。しかし、今季はここまでリーグ戦6試合の出場にとどまっており、一部からは高額な移籍金に見合わないとの批判が挙がっている。
そのガウディーノの契約内容については、海外メディア『Portal do Gremista』が2024年12月に「レンタル契約に70万ドル(約1億1000万円)の買い取り義務が盛り込まれている」「FC東京はレンタル料として、グレミオに80万ドル(約1億3000万円)を支払っている」と報道。総額150万ドル(約2億4000万円)とみられる。
ブラジル『Rádio Grenal』が10月22日に報じたところによると、ガウディーノの古巣であるヴィラ・ノヴァの会長は、同選手のFC東京移籍に伴い発生した50万レアル(約1,400万円)の支払い請求に言及。「我々にこの金額の支払うのは、グレミオではなくトンベンセFCだ」と主張したが、トンベンセFC幹部は現地メディアのインタビューに応じなかった模様。ヴィラ・ノヴァは今もなお、ブラジル人アタッカーの保有権の一部を有しているため、移籍金の一部を受け取る権利があるだけに、未払いを主張した格好だ。
ヴィラ・ノヴァ下部組織出身のガウディーノは、2017年にヴィラ・ノヴァからトンベンセFCへ期限付き移籍すると、2018年に完全移籍へ移行。2023年にトンベンセFCからグレミオへ期限付き移籍した後、2024年に完全移籍となっている。
コメントランキング