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レアル・マドリードが今季好調なチェルシーのスター選手に注目

モイセス・カイセド 写真:Getty Images

 ラ・リーガのレアル・マドリードが2026/27シーズン以降の中盤再編を見据え、複数の補強候補を慎重に検討しているようだ。

 その中でマドリードが注目しているのが、プレミアリーグのチェルシーに所属するエクアドル代表のMFモイセス・カイセドだとUKメディア『CaughtOffside』が伝えた。

 同メディアの関係者が明かした情報によると、マドリードは、カイセドをボール奪取能力と運動量に優れた中盤の要として高く評価しており、クラブに所属するMFジュード・ベリンガムと並ぶ形で新たな中盤の軸を担える存在と見ているようだ。

 カイセドは2023年にプレミアリーグのブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンからチェルシーへ移籍。その際の移籍金は約1億1500万ポンド(約229億円)に達し、当時イギリス史上最高額の取引として話題となった。

 チェルシーはカイセドと加入時に長期契約を結び、契約期間は2031年頃まで続く。これによりクラブは交渉面で強い立場にあり、売却には消極的だ。市場では移籍金が1億3000万ポンド程度(約259億円)とされており、実際の移籍交渉は困難を極めることが予測される。

 マドリードはすでにMFオーレリアン・チュアメニやMFエドゥアルド・カマビンガなどの若手有力選手を擁しており、現時点ではカイセドを即戦力ではなく将来的な選択肢の一つとして見ている段階とも伝えられている。

 一方、リーグ・アンのパリ・サンジェルマンも以前からカイセドへの関心を持っていると噂されているが、具体的な動きは報じられていない。