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ブレーメン菅原由勢、日本代表招集外の裏側とは?「森保監督から…」

菅原由勢 写真:Getty Images

 名古屋グランパス出身のDF菅原由勢は現在、イングランド2部サウサンプトンからブンデスリーガ所属ブレーメンへ期限付き移籍中。10月に行われるキリンチャレンジカップ2025(国際親善試合)のパラグアイ戦、ブラジル戦に向けた日本代表の招集メンバーから外れたが、その裏側が以前に報じられていた。

 サウサンプトンが2024/25シーズンに2部へ降格したことを受けて、8月末に移籍した菅原。イギリス『デイリーエコー』が8月23日のイングランド2部リーグ戦後、サウサンプトン率いるウィル・スティル監督のコメントを報道。指揮官が「菅原に退団の可能性はある。彼は日本代表の監督(森保一)から、『代表チームに招集されるためには、欧州5大リーグでプレーする必要がある』と言われている。これも退団に向かっている要因のひとつだが、他にもいくつかある」と、同選手が森保監督から代表招集外の可能性について警告を受けていたことを明かしている。

 一方、本人はブレーメン移籍後に日本代表招集の可能性について言及。同クラブ公式サイトで9月19日に掲載されたインタビュー記事によると、同選手は「北中米W杯で日本代表に選ばれると思うか」という質問に対して、こう答えたという。

 「過去の困難な状況から、将来のことを考えすぎず、今に集中することを学びました。今置かれている状況で良いパフォーマンスを発揮したら、他のことは後からついてきます。だから今はW杯のことについて全く考えていません」

 目の前の試合に集中する姿勢を見せた菅原だが、今季はここまでブンデスリーガで4試合連続スタメン出場。新天地で早くもレギュラーに定着しているが、森保監督からの評価は少なくとも8月時点で下がっていたとみられる。北中米W杯でプレーできるかどうか、正念場を迎えている。