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元川崎フロンターレ山田新は「水面下で…」セルティックで構想外の可能性は?

山田新 写真:Getty Images

 川崎フロンターレからセルティックへ完全移籍したばかりの日本代表FW山田新は、アルビレックス新潟から加入のDF稲村隼翔と同じく、出場機会が限定。UEFAヨーロッパリーグ(EL)の登録メンバーからも外れ、一部で構想外の可能性が報じられる中、ブレンダン・ロジャーズ監督が同選手の今後について語っている。

 山田はセルティック加入後、公式戦での途中出場が続きプレータイムが限定。9月14日のスコットランド1部リーグ戦以降、全4試合でピッチに立っておらず、一部からは日本代表アタッカーを起用しない指揮官の采配に対する疑問の声も挙がっている。

 そんな山田について、ロジャーズ監督はクラブ公式チャンネル『セルティックTV』のインタビューでこう語っている。

 「稲村と同様、彼も一生懸命だ。良い状態でトレーニングを続けている。もしプレーするチャンスが訪れたら、可能な限り最高のコンディションで臨むだろう。他にも優秀な選手がいるが、山田も懸命に努力している優秀な選手だ。チャンスが巡ってきたら、良いプレーをしてくれるはずだ」

 また、現地メディア『セルティックスター』は指揮官のコメントをもとに、「ロジャーズ監督はシーズン序盤で実績のある選手を好んで起用している。それでも山田は稲村と同じく、セルティックの長期構想に含まれている」と分析。

 「セルティックが国内リーグとELを並行して戦う中、水面下で慎重に育成されている」「ロジャーズ監督が望む新戦力ではないことは明らかだが、クラブは彼の獲得で何かを見出したはずだ」と伝えている。現時点ではセルティックの構想に含まれているとみられるだけに、2025/26シーズン途中で出場機会を増やすためのチャンスを掴みたいところだ。