
プレミアリーグのアーセナルは、アウェイのセント・ジェームズ・パークで行われた今2025/26シーズンのニューカッスル・ユナイテッド戦で試合終盤にゴールを挙げ勝ち点3を獲得した。試合は2-1でアーセナルが勝利し、ニューカッスルにとっては直近ホーム3試合で2度目の終了間際の敗戦となった。
この試合を巡っては、判定に強い不満を示したアーセナルのミケル・アルテタ監督の発言が注目を集めたとUKメディア『Shields Gazette』が以下のように伝えた。
この試合の序盤にアーセナルに与えられたPK判定がVARによって取り消された場面について、アルテタ監督は「生で見ても映像で見てもPKだと分かった。明白かつ重大な誤審でない限りVARが介入しないと説明を受けていた」と述べ、納得できない姿勢を示した。さらに「難しい状況や判定に直面しても冷静に戦い抜き、勝利する方法を見つけた選手たちを誇りに思う」と語った。
この場面は前半、アーセナルFWビクトル・ギェケレシュがGKニック・ポープのチャレンジを受け倒れ、主審がアーセナルにPKを与えたが、VARレビューでポープが先にボールに触れていたことが判明し、判定は取り消された。その後ニューカッスルはFWニック・ウォルテマーデが先制したものの、後半残り6分にMFミケル・メリノが同点ゴールを決めた。
直後にはニューカッスルにもPKを求める場面があった。MFアンソニー・エランガのクロスが、アーセナルのDFガブリエウの腕に当たったとして抗議したが、VARは「すねに当たってから腕に当たった」と判断し、主審のノーペナルティ判定を支持。結局このガブリエウが後半アディショナルタイム96分にヘディングで勝ち越しゴールを決め、アーセナルが勝ち点3を持ち帰った。
試合後、ニューカッスルのエディ・ハウ監督は「VARを信じるしかない。腕が上がっているのは見えたが、すねに当たったという説明はその場では知らなかった」とコメント。両監督の発言は、物議を醸した判定を巡る議論の象徴となった。
コメントランキング