Jリーグ ベガルタ仙台

ベガルタ仙台サポ団体関係者の投稿に反発!?札幌戦で震災関連の不適切投稿が波紋

ユアテックスタジアム仙台 写真:Getty Images

 明治安田J2リーグの北海道コンサドーレ札幌対ベガルタ仙台が、9月27日に大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)で開催。仙台サポーター団体の関係者による一部のSNS投稿が物議を醸す一方で、仙台サポーターに対する東日本大震災関連の不適切な投稿も波紋を呼んでいる。

 サポーター団体の関係者は試合終了後にXを更新。大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)のアウェイゴール裏で大勢の仙台サポーターが集まる時の様子をアップすると、「札幌、EASY通り越してチョロゲーでした!」「AZS」と綴ったが、対戦相手へのリスペクトを欠いた表現だとして、当該投稿のコメント欄には批判メッセージが多く寄せられている。そのコメント欄の中に、震災に関するワードを用いた仙台サポーターへの攻撃的なメッセージも確認されている。

 仙台戦前後での東日本大震災に関連するSNS投稿では、2025年6月28日開催のJ2第21節・ジュビロ磐田対仙台でも話題に。この一戦では津波を思い起こすポストが確認されていたが、投稿主は28日深夜に「ジュビロ磐田から削除の要請が来たので件のポストは削除いたしました」と報告した上で、一部仙台サポーターからの磐田に対する『くそったれ』コールへの不快感をあらわにしていた。

 その後、磐田は7月2日に声明を発表。仙台戦に関連してSNS上で磐田サポーターとみられるアカウントによる極めて不適切な投稿が確認されたことを受けて、「弊クラブのホーム試合およびアウェイ試合への入場禁止」と「ファンクラブ会員資格の取り消し」の処分を決めたことを明らかにしている。

 このような一部サポーターによる不適切なSNS投稿は、試合の楽しさを損なうだけでなく、震災の記憶に触れる敏感な問題にも波及する可能性がある。今一度クラブ等が適切なマナーと責任ある発信を促し、健全な応援文化の維持する必要があるかもしれない。