Jリーグ サガン鳥栖

元サガン鳥栖イスマエル・ドゥンガがフリーに!讃岐から移籍も1ヶ月で退団の理由とは

サガン鳥栖 写真:Getty Images

 サガン鳥栖在籍歴のある元ケニア代表FWイスマエル・ドゥンガは、2025年9月1日にカマタマーレ讃岐からマレーシア2部クランタン・レッド・ウォリアーへ完全移籍。新天地での再起が期待されたが、加入から1ヶ月足らずで退団した。

 クランタンは9月27日に「ドゥンガと双方の合意のもと、契約を解除した」と公式発表。同選手はリーグ戦3試合に出場していたが、退団の理由として「我々の求めるパフォーマンスを発揮しなかった。そのため、代理人や選手の間で話し合った結果、契約を即時に終了することで合意に達した」としている。

 現在32歳のドゥンガは、母国ケニアやギリシャ、アルバニア国内の複数クラブをへて、2021年1月に鳥栖へ加入。ただ来日1年目にJ1リーグで9試合の出場ノーゴールという結果に終わると、2022年に讃岐へレンタル移籍。ただ讃岐でもリーグ戦4試合の出場と本来のパフォーマンスを発揮できず、シーズン終了後にレンタル移籍期間満了で退団。鳥栖からも契約満了を告げられていた。

 鳥栖退団後は香港1部の深水埗FCやインドネシア1部RANSヌサンタラFCを経て、2025年に讃岐へ復帰。今季はJ3リーグ戦5試合に出場も、6月28日のテゲバジャーロ宮崎戦を最後に出番なし。5試合いずれも数分間のプレーにとどまるなど、厳しい立場に置かれていた。

 なお、ドゥンガは2度目となる讃岐退団の際、クラブ公式サイトを通じて「シーズン途中での移籍となってしまい、申し訳なさでいっぱいです。チーム関係者とサポーターの皆さんには心から感謝しています。私が最も愛する讃岐ファミリーの皆様と2回もお別れする事はとても辛い出来事です。ですが、これはお別れではありません。また会える日を楽しみにしていますし、讃岐の皆ならまだまだやれると信じています」などとコメントを残していた。