今オフ注目！出場機会減のMFビッグネーム6選【J1リーグ2025】

柴戸海（浦和レッズ）

2018シーズンに浦和レッズでプロキャリアをスタートさせたMF柴戸海。ルーキーイヤーから9試合に出場し1ゴールをマーク。その後はプロのスピードや強度に順応し、着実に出場機会を増やしていった。昨シーズンは期限付きで加入した町田ゼルビアで22試合に出場し1ゴール。クラブ初挑戦となったJ1での3位フィニッシュに貢献した。

ボランチを本職とする柴戸は、強度の高い守備で相手の攻撃の芽を摘むことが出来るほか、ボール奪取後には針の穴を通すようなパスで決定機を創出するなど、攻守両面で存在感を示している。

一方、今シーズンはわずか2試合の出場に留まっており、出場機会を求めて他チームへ移籍する可能性は高そうだ。

山中亮輔（名古屋グランパス）

左サイドであればどのポジションでもこなせるユーティリティー性を備えるMF山中亮輔。これまで、柏レイソルやジェフユナイテッド千葉、横浜F・マリノス、浦和レッズ、セレッソ大阪を経て、今シーズンから名古屋グランパスへ完全移籍した。

本職はサイドバックながら、驚異的な左足のキック力を誇り、ミドルシュートはもちろん、プレースキックや精度の高いパスでもチャンスを演出できる攻撃的サイドバックとして評価を高めてきた。

今シーズンは長谷川健太監督の下で定位置確保を狙ったが、左ウィングバックを務めるDF徳元悠平の壁は厚く、ここまでわずか4試合の出場に留まっている。スタメン出場は1試合もなく、現状では指揮官の構想外に近い立場に置かれていると言えるだろう。

小野雅史（名古屋グランパス）

大宮アルディージャやモンテディオ山形を経て、昨シーズンより名古屋グランパスに完全移籍したMF小野雅史。プロ入り当初はボランチやトップ下を主戦場としていたが、2022シーズンに左サイドバックにコンバートされると才能が開花した。

もともと優れたパスセンスとキック精度を備え、ゴール前で決定機を演出できる力を持っていたが、走力や守備力も兼ね備えていたことから万能型サイドバックとして活躍した。

しかし、名古屋に移籍後は、春先に左前十字靭帯断裂の大怪我を負い、長期離脱を余儀なくされた。復帰を果たした今シーズンも出場機会は限られており、同じポジションを争うMF山中亮輔と同様、現状では構想外とも見られる立場となっている。