
プレミアリーグのリバプールは今2025/26シーズン、アルネ・スロット監督の下で順調な滑り出しを見せている。8月11日に行われたクリスタル・パレスとのFAコミュニティ・シールドを除けば全勝を続け、主将を務めるDFフィルジル・ファン・ダイクを中心に安定した戦いを披露している。その中で特に評価を高めているのがMFライアン・フラーフェンベルフである。
オランダ代表DFファン・ダイクはUKメディア『BBC Sport』の取材で、同胞MFの活躍について「昨2024/25シーズンの開幕からずっと高いレベルでプレーしている」「信じられないほど重要な存在だ」と絶賛した。23歳のフラーフェンベルフは守備面でも攻撃面でもリバプールのプレースタイルに欠かせない存在となり、世界有数の守備的MFとして地位を確立しつつある。
一方で、日本代表MF遠藤航に対しては辛辣な意見が示されている。UKメディア『Rousing The Kop』は、遠藤がカラバオカップやFAカップといった国内カップ戦では起用できるものの、プレミアリーグ優勝を争うチームの基準には届いていないと厳しい評価を受けた。
昨シーズン終盤、フラーフェンベルフが過密日程の中で疲労を見せた際に遠藤が投入される場面もあったが、クラブが目指す水準を満たすには後継者の台頭が不可欠とされている。
現状、クラブにはMFジェームズ・マコーネルとMFステファン・バイチェティッチが控えている。マコーネルは現在オランダ1部のアヤックス・アムステルダムに期限付き移籍中であり、ユース出身のバイチェティッチが遠藤の後継候補として注目されている。
スロット監督がチームをより競争力あるものにするには、各ポジションにトップクラスの選手を複数そろえる必要があると見られており、フラーフェンベルフの負担を軽減できる存在が求められているようだ。
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